地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
1908年のこの日、ロシア生まれのドイツ人数学者ヘルマン・ミンコフスキー(またはヘルマン・ミンコウスキー、Hermann Minkowski, 1864-1909年)が、特殊相対性理論の「空間と時間」について講演し、縦軸・横軸・高さ軸に時間軸を加えた「4次元時空間」という概念を初めて導入しました。
この時空間は「ミンコフスキー空間」とも呼ばれ、特殊相対性理論の数学的な定式化のための基礎となっています。ちなみに、超弦理論においては、空間は9次元でないといけないのだとか。2次元の世界に住んでいるわたしには想像もつきません!
卵を割らずに黄身を取りだす。4次元の世界ではそんなことができるそうです。アインシュタインが見つけた実在する4次元から、超多時間理論、重力波まで、絵には描けない世界を丁寧に語り尽くします。