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# 節約 # 貯蓄

電車かタクシーか、本当におトクなのはどっち…「正解」は意外だった

「時間のコスト」を意識しよう
給料が安い、ボーナスが減った、老後が不安……。そんなとき、お金の節約と同じくらい大事なのが、「時間」を節約することだ。ちりも積もれば山となる。「時間の無駄づかい」を減らせば、もっと生産的な毎日が送れるようになるだろう。『人生を黒字にするお金の哲学』の著者で、公認会計士の林總氏に、日常生活で意識すべきポイントを教えてもらった。

「時間のコスト」を考えよう

「商品やサービスを購入するときは、価格に見合う価値があるかを考えた上で代価を支払う」

お金を少しでもセーブしようと、こういったコスト意識を高く持っている人は多いのではないでしょうか。

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同じように大切なのが、「時間のコスト」です。

時間のコストを考えていない例としてよくいわれるのが「50円安い特売の卵を買うために、1時間かけて隣町のスーパーへ行く」というような行動です。

この場合、この人の1時間はたった50円で買えることになります。いまの日本で、時給50円で働く人はいません。

時間のコストを考えず、目に見えやすい「50円引き」につられてしまう人が、驚くほど多いのです。

働き盛りの独身サラリーマンがいます。

彼は節約のつもりで、毎日アイロンがけに30分も費やしています。

 

しかし、クリーニングに出せば数百円ですみます。形状記憶シャツを買えば、初期費用のみです。

彼がアイロンがけに使っている30分は、1年で約180時間にもなります。この時間を勉強などほかのことにあてれば、彼の未来は変わるかもしれません。

ある営業マンが取引先に出かけようとしています。
 
電車で行くと1時間で交通費が300円かかる場合と、タクシーで行くと15分で1500円かかる場合。目に見えやすいお金だけを考えると、電車を選ぶほうが1200円も安くて経済的に思えます。

しかし、会社が彼に1時間あたり2000円を支払っているとすれば、前者の電車の場合は2000円(+交通費300円)、後者のタクシーの場合は500円(+交通費1500円)です。しかも、タクシーを使えば商談に45分も多く使えます。

実は、タクシーのほうが合理的なのです。

節約しようとして、お金のコストを考えている人は多いのですが、時間のコストを考えられる人はあまりいません。

時間のコストを考えて行動する癖をつけると、人生の密度が濃くなり、時間の価値が上がります。