投資の神様バフェットが「投信を買ってはいけない」と忠告する理由

ただしインデックス・ファンドはOK
大原 浩 プロフィール

グレアム村の住人に勝てるのか

「それではバフェットはどうなのか? 彼は傑出した運用能力を持っているのではないか?」と突っ込みたい読者は多いだろう。その通りである。

バフェットのパフォーマンスは驚異的であるし、彼の師匠であるベンジャミン・グレアムの直接の弟子、つまりバフェットの兄弟弟子たちも、大富豪になった後、バフェットとは違って引退しているので10~20年の期間であるが、バフェットに匹敵する実績を残している。

しかし、彼らのような優秀な「ファンド・マネージャー」に我々が出会える機会はめったにないし、もし出会えたとしても評価する手段が無い。

企業の実力を評価する資料は決算書をはじめとしてたくさんあるが、ファンド・マネージャーに関しては皆無。特に日本の場合は誰が運用しているのかさえわからない場合が多い。

 

もちろん、前述のように「勉強する気がある」投資家であれば、自分自身で運用するという方法もある。しかし、バフェットの典型的な1日は次のようなものである。

1) 朝起きるとウォール・ストリートジャーナルをはじめとする各種新聞をじっくり読みこむ。バフェットはインターネットはあまり使わない。

2)午前中いっぱいかけて数社の決算書やレポートをじっくり読みこむ。

3)昼食の後は、書斎にうず高く積まれている本を広げて読書(投資に関連するものだけ)にいそしむ。

4)夕食の後はフリータイム。

このような生活を大学卒業後、少なくとも60年以上は続けてきた投資家とハンディー・キャップ無しで闘わなければならないのだから、どれほどの勉強が必要か容易にわかるはずである。

それでも挑戦したいという方は、ぜひ投資に専念して第2のバフェットを目指して頑張っていただきたい。勝ち続ける投資家は間違いなく存在する。

そうではなく、本業の片手間で投資をしたい方には、バフェットも私もインデックス・ファンドをお勧めする。