余命3ヵ月宣告でも…有名人「私はこうして病気を治した」

「奇跡」とよぶしかないのかもしれない
週刊現代 プロフィール

乳がん タレント・生稲晃子 「2度の再発と乳房全摘 私は「母」として生きる」

「'11年1月に受けた人間ドックで、右胸に乳がんが見つかりました。42歳のときでした。自覚症状もまったくありませんでしたし、家族もがん家系ではないのに、なんで……という思いでいっぱいでした。

ただ、医師からは『(がんの)大きさは8㎜ぐらいと小さい。普通だと見つけられないこともある。ラッキーです』と聞かされました。当時は公表せず、番組の収録と収録の間に、3泊4日で手術をしたんです」

そう話すのは女優の生稲晃子氏(50歳)。元「おニャン子クラブ」の一員であり、解散後は女優として活躍してきたのはご存じの通りだ。'03年に結婚、'06年には長女も産まれた。

そんな生稲氏に病魔が忍び寄ったのだ。乳がんの手術は大きく分けると、乳房をすべて取る『全摘術』と、腫瘍部分だけを取り除く『温存術』がある。このとき、生稲氏が受けた手術は後者だった。

 

「がんも小さかったし、『ステージⅠ』だったので、『取ったら終わり』と楽観視していました。ところが、'12年の夏に、右胸にニキビのようなものができたんです。術後に放射線治療も行ったので、その炎症かなと思っていました」

しかし、それはがん細胞だった。乳がんが再発したことにより、再び温存術の手術を行った。ところが、'13年秋、2度目の再発が起きる。

「病院で2度目の再発を聞いたときは、初めて先生の前で泣きました。先生からは『この病院では確実に命を優先する方法を採用します』と、全摘手術を勧められた。『次に再発したら(命が)危険です』とも言われました。

私は31歳のときに母を亡くしています。十分大人でしたが、それでも、まだ母に聞きたいことや、一緒にやりたいことはたくさんありました。

だから、10歳にも満たない子どもを残して死ぬわけにはいかないと強く思ったんです。それで、'13年12月に4回目の手術を行い、全摘手術をしました」

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その後、生稲氏は乳房の再建手術なども受け、5年間で計5回の手術を受けた。

「いまも通院しながら、ホルモン治療を続けています。2人に1人ががんになると言われる時代ですから、何より早期発見、早期治療のために、検診に行くことが大事だと思います。

ただ、軽い言い方かもしれませんが、がんになったら、なるようにしかなりません。主治医とうまくコミュニケーションをとって、いっしょに闘っていく。そういう気持ちが大切なのではないでしょうか」