9月18日 京都で国際理論物理学会議が開催(1953年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1953年のこの日、京都大学基礎物理学研究所において、「理論物理学に関する国際会議」が開催されました。

基礎物理学研究所は、同大の湯川秀樹博士が日本人として初めてノーベル物理学賞を受賞したことを記念して創設されたもので、この会議が日本における戦後初の国際会議でした。

【写真】湯川博士、スヴェドリと
  ノーベル賞受賞時の湯川秀樹博士。向って右は、スウェーデンの化学者、テオドール・スヴェドベリ(Theodor Svedberg、1884 –1971年2月26日) photo by gettyimages

出席者は、経路積分などで知られる電磁物理学者のリチャード・P・ファインマン(Richard Phillips Feynman、1918-1988)や、原子核物理の対称性原理を発見したユージン・ポール・ウィグナー (Eugene Paul Wigner、ハンガリー語表記 Wigner Jenő Pál 、1902-1995年)、半導体と超伝導体の研究で2度のノーベル賞に輝いたジョン・バーディーン(John Bardeen、1908-1991)など錚々たる顔触れで、日本の研究者と海外の研究者の交流を促進する大きなきっかけとなったそうです。

【写真】ファインマン、ウィグナー 、バーディーン
  左からリチャード・P・ファインマン、ユージン・ポール・ウィグナー 、ジョン・バーディーン photo by gettyimages

当時、外国で研究をするということはとても珍しかったそうですが、現在ではブルーバックスをお書きくださっている著者のなかにも海外で活躍されている先生が何人もいらっしゃいます。

通信手段の発達も含めて、研究の環境は大きく変わっているんですねえ。

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湯川秀樹博士が序文を寄せてくださった、1967年初版発行のブルーバックスの名著。量子力学が開く新しい世界を、はじめて学ぶ人のためにわかりやすく解説します。