9月13日 日本初のコンピュータウイルスが報告される(1988年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、NECが運営するパソコン通信サービス「PC-VAN」に、他人のパスワードを盗むウイルスが侵入したことが報告されました。ウイルスはこの通信サービスを経由して送られたメールに添付されており、不用意にファイルを開くと感染し、パスワードを公開の掲示板に書き込んでしまうというものだったそうです。

JISによるコンピュータウイルスの定義は、「自分自身の複写、又は自分自身を変更した複写を他のプログラムに組み込むことによって繁殖し、感染したプログラムを起動すると実行されるプログラム」とされています。

ちなみに、世界初のコンピュータウイルスは、1986年にパキスタンのソフトウェア制作会社ブレインコンピュータサービスが作ったものだと言われています。

彼らは自分たちの製品に、不正コピーや海賊版を防ぐ目的で警告メッセージを表示するプログラムを組み込みましたが、そのプログラムが第三者の手で悪意のあるウイルスへと改変されたそうです。制作した会社の名前からこの初期のコンピュータウイルスを「ブレイン・ウイルス」と呼ばれました。

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