自分は自己表現がうまくできている、と思いこんでいる人へ

自己表現力チェックテスト・前編
佐藤 綾子 プロフィール

2分野の対策

①非言語分野
姿勢、動作、表情に気をつける。特に表情筋は動かさないと、次第に動きが悪くなります。姿勢は15m先から相手の目に入っています。「やる気のないやつが来たな」と思われるか、「できるな、おぬし」と思われるかはあなた次第。

メリハリのある、声量豊かで明瞭な発声を心がけましょう。ボソボソ声は仕事がとれない。相手がストレスを感じるからです。

②言語分野
AS LEP理論」(ASは私の名前の頭文字)を練習してください。
はロゴス。論理性です。序論、本論、結論に一貫性をもたせて、わかりやすく話す練習をしてください。30秒で主張する「エレベーターピッチ」もいい練習になります。短い時間でもLEPがそろうように。

はエトス。信憑性とも呼ばれます。話の中の固有名詞と数字は正確に。過去の実績や嘘をついていないこと、信頼できる紹介者を持つことなどもここに入ります。

はパトス。情熱、熱意。相手の感情にアピールするよう自分も感情と熱意を込めて話しましょう。

 
〜以上の実証のための自己表現力チェックシンプルテスト(5段階評価)〜

5=いつもよくできている 4=ほぼできている 3=ときどきできている
2=あまりできていない  1=まったくできていない


(1)自己表現全般に気をつけている……○点
(2)話すときしっかり相手の目を見て話す……○点
(3)美しい姿勢ができている……○点
(4)充分な歩幅(日本人男性平均60㎝、女性平均50~55㎝)を取って 
歩いている……○点
(5)感情に合わせて表情を良く動かしている……○点
(6)話を聴くとき、うなずきや言葉による相槌をきちんと打っている……○点
(7)相手への提案は論理性を持ち、わかりやすい言葉と文体を選んでいる……○点
(8)提案と説得には相手の感情へのアピールを忘れない……○点
(9)声の出し方は明瞭である……○点
(10)充分な声量があり、それを声に出している……○点
     
◆ 合計   点
◆ 10項目平均    点

※設問分類
A (2)~(5)は非言語表現
B (6)は非言語と言語統合型
C (7)~(8)はLEP理論のLとP
D (9)~(10)は周辺言語(声に関わる全ての要素)

※アドバイス 

上記でどの分野が強く、どの分野が弱いかが明確になります。
弱い分野を重点的に意識して習慣化してください。

全部の合計平均点が2以下だった人は大反省して、『自分をどう表現するか——パフォーマンス学入門』を熟読してください。

それは現代社会を生きる必須力になります。
 

16刷と版を重ねている