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「大富豪」を目指すなら…「攻め」のポートフォリオを組んでみよう

まずは運用額100万円から
投資信託、国債……リスクを恐れるあまり、こうした商品ばかり買ってはいませんか? 『大富豪が実践しているお金の哲学』の著者で、証券マンとして企業オーナー、ファンド出資者など、国内外の超富裕層と接してきた冨田和成氏は、「攻め」のポートフォリオを組むことが大切だと説く。「大富豪」になるための最強の運用法とは? 冨田氏に具体的な手法を教えてもらった。

「攻め」のポートフォリオを組む

資産運用の初心者がボーナスで100万円入ったとして、それを元手に大富豪を目指すならどのようなお金の使い方をするのがベストなのでしょう。

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ありがちな選択は、100万円を定期預金にいれたり国債を買うなどして、安全に増やそうとすることです。しかし、計算すればわかりますが、100万で年利0.5%稼いだとしても、5000円にしかなりません。

もし100万円の元手で資産運用を本格的にはじめたいなら、やはり利回り10~20%が狙える商品への投資が欠かせないでしょう(もちろんその際は、逆に10~20%負けてもいいという覚悟も必要です)。

もし若い世代の方で、金融市場のタイミングが悪かったり、資産運用に踏ん切りがつかないのであれば、無理をして資産運用をはじめる必要はありません。全額、または一部を自己投資に回してもいいと思います。

ちなみに投資と貯蓄のバランスは、年齢を重ねるごとに貯蓄の割合が増えていくことが自然です。でも、若い人は今後も給料のキャッシュフローがあるわけですから、どんどん投資に向けた方がいいと思います。

大まかな目安をあげるなら、年収1年分は貯蓄に回し、それ以上は投資に回す。仮に投資に失敗したとしても、FXでレバレッジをかけるなど、よほどハイリスクな投資を行うか、金融危機のときのような非常事態が起こらない限り、負けてもせいぜい投資額の半分くらいでしょう。

そこで手を引けば、1年分の貯蓄も残っているので、いきなり生活に困窮する可能性は低いはずです。

 

さて、みなさんの参考になるように、資産運用額に応じた私なりのポートフォリオを考えてみました。
*注 『大富豪が実践しているお金の哲学』出版時点(2016年)に考案したものです

用意したのは100万円、3000万円、そして1億円の3パターン。運用額に応じて目的は変わってくると思うので、それぞれ「攻め」「中間」「守り」の配分を変えていることにご注目ください。

まず、100万円のポートフォリオです。

攻め=75%
・ハイイールド・エマージング債権 25万円
・REIT 15万円
・国内株式 25万円
・海外株式 10万円
中間=25%
・グローバルソブリン債権 25万円

これをいかに増やせるかでその後の資産の増え方がまったく変わってくるので、「守り」の商品は入れていません。中間の商品としてグローバルソブリン債に25%配分した以外は、すべて攻めの商品です。

攻めで大きな比重を占めるのは国内株式とハイイールド(高利回り)エマージング(新興国)債。株式は目下復調傾向にあるため、数年単位で判断を下すことは避けたいところです。

一方で、エマージング債は当面高利回りが続くと予想されます。このETFは米国上場しているので米ドル建てとなりますが、2016年に入ってから円高への振れが大きいものの、アベノミクス以降の大きな円安トレンドの中にいますので、攻めの主力として期待していいでしょう。