皇室とも縁戚…38歳「エリート財務官僚」突然の訃報の無念

父は水戸徳川家直系のサラブレッド
週刊現代 プロフィール

子の顔を見ることなく

千家氏の通夜は、8月13日に都内の斎場で行われた。お盆休み中にもかかわらず、500人もの人々が弔問に訪れたという。

「千家さんと東大で同期だった職員がメールで『できるだけ盛大に見送ってやろう』と呼びかけたことで、たくさんの同僚が集まりました。

省葬ではなかったものの、事実上、同期が葬儀を取り仕切った。入省時に合同研修を受けた他省庁の官僚も大勢訪れていました。局長級の幹部の姿も見え、おそらく岡本薫明事務次官も参列したのではないでしょうか」(C氏)

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千家氏の生まれを考慮し、葬儀は神道の正式な方法にのっとって執り行われた。焼香はなく、祭壇で榊の枝に紙垂を下げた「玉串」を、祭壇に6人ずつ置いていく。

喪主による挨拶や告別式での出棺など、世間一般の葬儀で馴染みのあるセレモニーは行われなかった。

 

「奥さんは立派に喪主の役目を果たしていましたが、すっかり憔悴しきった様子でした。実は、奥さんのお腹には赤ちゃんがいて、この秋には産まれる予定だったと聞いています。

千家さんが、お子さんの顔を見ることなく逝ってしまったのが気の毒でなりません」(C氏)

新たな家族の誕生を控え、官僚としてもこれから大きな仕事を果たそうという年齢で訪れた、あまりにも唐突な死。千家氏の無念は、いかばかりだっただろうか。

「週刊現代」2018年9月8日号より