医療保険で大損!申請すれば戻ってくるおカネがもらえない人が続出中

医療保険と「医療費控除」の微妙な関係
週刊現代 プロフィール

保険会社は説明しないが…

「今、医療保険はすべて合わせると、3500万件も保有されています。テレビや新聞で、保険のCMを見ない日はありません。

周りの人が医療保険に入っていてよかったと聞けば自分も入ってみようかなと思いますが、健康で保険が必要でなかった人はそもそも保険の話などしない。

50年払い続けると数百万円になるとはだれも言わないし、計算しない。明らかに説明不足なんです」(藤井氏)

 

医療保険の基準になっている入院日数が年々短くなっていることも医療保険の存在価値を失わせている。がんの場合、'96年には平均46日も入院していたが、'14年には20日以下にまで減った。

入院保障の意味がますます薄れているのだ。それでも、生命保険会社にとって医療保険は年金保険と比べて利益率の高い〝オイシイ〟商品だ。あの手この手で、客に加入させようとする。

「最近ではがんや心筋梗塞、脳卒中には上乗せして保険金を支払う『三大疾病特約』など、付加価値をつけた医療保険が主流ですが、受給の要件が厳しく保険金がもらえないということもあります。メリットがあるかをまず冷静に判断するべきです」(前出の黒田氏)

高い医療保険を払い続けた挙げ句、長年、給料から天引きされて納めてきた公的保険制度を受けられなくなる。医療費控除が使えないのはまさにその典型なのだ。

「週刊現代」2018年9月8日号より