家計簿は必要、それともいらない…? 貯まる人たちの「意外な答え」

3つのことに気を付けるだけでいい
横山 光昭 プロフィール

人生をより豊かなものにするためには、自己投資もやはり必要だからです。ただし、相談者の中には、高額なエステ代や化粧品代、洋服代を自己投資だと言い張る方もいます。これはやや問題かもしれません。中には「婚活中だから、容姿を磨くのは投資!」という声も聞きました。

個人的には「それって浪費じゃない?」と思うことも多々ありますが、「ショウ・ロウ・トウ」は自分の価値観で判断するのが基本なので、あまり的外れでなければ、私からは何も指導しません。

 

私が細かく言わなくてもたいていの人は自然に気づくからです。仕分けを続けているうちに自然にお金の価値観を変化させ、当初は投資と言い張っていたものを、浪費、もしくは消費と、正しく判断できるようになるのです。

そして、それがこの3仕分けのキモだと私は考えています。つまり、自分のお金の使い方を細大漏らさずチェックしていると、自分の基準、すなわち自分軸が形成されてくるもの。自分軸ができれば、自分にとって何が大切で、反対に何がムダであるかがわかってきます。

その結果、ある日突然憑き物が落ちたかのように、「何万円もする高級化粧品は必要経費じゃないかも……」と、自ら気づけるというわけです。

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こうした気づきを得るためには、ある程度長期にわたって支出の仕分けをしたほうがいいですね。1週間ごとに集計しながら、それを4回繰り返し、最低でも1ヵ月は継続してみましょう。そして、自分がどれだけ消費し、どれだけムダな浪費をし、どれだけ投資ができているか、目を背けずに向き合ってください。

浪費が多く、投資がほとんどゼロ、という状況では、いつまでたっても貯金はできません。消費70%、浪費5%、投資25%。これが健全なバランスです。

もちろん、この3つのモノサシだけでやるのではなく、通常の日々のお金の流れを記録する通常の家計簿を合わせて行うと効果が増すのは言うまでもありません。

ただしあまり短い期間では、お金の使い方の実状は見えにくいので(最初は張りきって、いつもより節制する人が多いものです)、できれば1週間×4~5回の経過で1ヵ月間続け、自分のお金の使い方をじっくり観察していただきたい。

1週間だけで判断するのではなく、もう少し踏ん張って継続してみてください。すると必ず変化している自分に気づくはずです。それはもうあなたが貯金体質に変化している証拠なのです。