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「お金の使い道は家族会議で決める」が貯金額にもたらす、スゴい効果

子だくさんの人気FPが指南

子どもからの指摘にハッとした

「収入はそれなりにあるはずなのに、貯金ができない」
「よくないと思いながら、つい無駄遣いがやめられない」

よくそんな相談を受けます。

そんな人たちにぜひ挑戦してもらいたいことがあります。それは、家族やパートナーと、お金のことを話してみていただきたいのです。

家族で「マネー会議」をするのです。

まずは、ご夫婦でお金の話を始めていってはどうでしょうか。最近は、30代でも未婚の男女が増えています。その理由として、経済的に自立できていないというのがあると聞きました。

 

つまり、パートナーはいるし、多分、結婚も意識しているのだが、男性は今の自分の給料だけで相手を食べさせていく自信がないと考え、女性は相手のお給料だけで将来も安定した生活ができるかしら、と不安を感じている。だから結婚に二の足を踏んでいるのではないでしょうか。

しかし、不安などというのは、どれだけお金があってもなくなるものではありません。給料が多少高くてもそれ以上に使っていれば、貯金もできませんし、安定した将来も描けません。大切なのは、2人でどんな家庭を築きたいか。お金はそのための道具でしかありません。

だとすれば、お互いがどんな経済状況にあり、経済意識を持ちあわせているか。これを知っておくことはとても重要なことです。そのための第一歩として、まずは彼氏、彼女、また奥さんやご主人とお金について、じっくり語りあって欲しいのです。

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最初は恥ずかしいかも知れませんが、お互いが包み隠さず語り合えば、新しい
発見があり、今まで以上に深い関係も築けるかも知れませんよ。

とまあ、えらそうに言っていますが、かく言う私も以前は、妻や子どもとお金のこと、まして家計のことでなど、じっくり話をしていませんでした。

子どもに話すという選択肢を思い浮かべたこともありませんでした。自分の子ども時代を振り返っても、親がお金について話してくれた覚えはなかったので、話さないのが当たり前のことなのだと思い込んでいたのです。

ところがあるとき、私と妻で家計の話をリビングでしていた時、子どもがふと会話に入ってきたのです。

悪いことをしているわけではないし、隠す必然性はないのですが、一瞬戸惑いました。なんとなく、夫婦の秘密を見られてしまった、という感じでしょうか。

しかし、それは私のどこかに「お金について考えるのはあまり褒められたことではない」という偏った先入観があったからだと思います。しかし、冷静に考えてみれば特におかしなことは何一つないと同時に思いました。

それ以来、ある程度の年齢になった子どもは、必ず「マネー会議」に参加させるようになったのですが、これは非常にいいことが多いことに気がつきました。子どもから我々大人が思いもしなかった純粋な意見をくれて多くのことを気づかされることもありますし、何より会話をすることで、子どもとのコミュニケーションもはかれることが分かったのです。

なにしろ子どもというのは、常識が常識だと思っていません。発展途上なわけで、そのレベルでの意見が予想もしなかった方向から飛んできます。金額についてもすれていないというか、子どもの目線しかないため、おかしな質問にこちらが頭を抱えてしまうこともあるのですが、それをかえって常識を疑うためのヒントにするといいと思うのです。

たとえばこんなことがありました。