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# 就活 # 転職 # 学歴

40代で「高校時代の武勇伝」を語る人、すでにオワコンな理由

『転職の思考法』著者が答える
Q:学歴についての質問です。やはり編入してでもある程度学歴は作ったほうがよいのでしょうか?

『転職の思考法』の著者、北野唯我です。

この企画では、私のこれまでの経験を踏まえて、皆さんのキャリア相談にお答えします。

 

学歴や社歴は「20代限定の」ボーナスポイントである

「学歴や社歴は、どれぐらい重要ですか?」

というのは就活生や、キャリアに悩む人から毎年のように聞かれる質問の1つ。今回の質問者のケースの場合、まだ大学生であり、「編入してでも、学歴を取りに行くべきか」を気にしています。

結論からいうと、学歴や社歴は「20代限定の」ボーナスポイントだと心得たほうが良い。ボーナスポイントが欲しいなら取られてみては? ということです。

そもそも、ビジネスパーソンにとっての「市場価値」は、技術資産、人的資産、業界の生産性という3つの要素の掛け合わせによって決まります(下図)。

たしかに、この3つの要素には「学歴や社歴」は入っていません。そうなると、東京大学出身・マッキンゼー出身といったような「学歴や社歴」は市場価値に影響を与えないのでしょうか? 

結論からいうと、与えます。

学歴や社歴がある人のほうが、高い市場価値を認識されることは明確にあります。ですが、それは直接的というよりは、間接的な影響で、いわゆる「ハロー効果」と呼ばれるものが近い。

ハロー効果とは、心理学の「認知バイアス」の1つであり、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。たとえば、美人は「仕事もできる」。服装がだらしない人は「頭も悪い」といったものです。本来は関係ない項目が、ほかの項目に与えるバイアスです。

▼主なバイアス
1  高学歴バイアス……高学歴=全体的な市場価値が高く評価されること
2  社名バイアス……有名企業出身=実力より高く市場価値が見られること
3  同郷バイアス……面接官や評価者と同じ大学や出身企業の場合、実力より高く評価されること