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「貯まる人」は、nanaco、WAON、LINEPayをこう使う

お得なんだから、やらない手はない
山崎 俊輔 プロフィール

LINEPay、OrigamiPayで割引をゲットする方法

ところで、スマホ決済には新しい風も吹き始めている。中国の都市部では90%以上の決済がキャッシュレスであるといわれているが、特に普及しているのがFeliCa等のチップをスマホに内蔵しなくてもよいQR決済だ。

 

これは決済用アプリを起動し、スマホに表示されたQRコードをお店側に読み込んでもらうか、お店側から提示されたQRコードをスマホのカメラで読み込むことにより、決済を行うものだ。

たとえばOrigamiPayの場合、クレジットカードとリンクさせて決済するため、クレジットカードのポイント還元がまず得られ、さらにOrigami側が通常2%、ここしばらくは金曜日には10%の割引をしてくれる。1000円の買い物が980円になったり900円で決済されるわけだ。クーポンも頻繁に発行しているため、金曜日以外により高い割引で買い物できることがあり、見逃せない。

日本でもっとも普及しているコミュニケーションツールであるLINEも、LINEPayの普及に取り組んでいる。これは利用ステージに応じて還元率を変えているが、現在は還元率を3%アップするキャンペーンを実施しており、最低ランクでも3.5%還元になる。ただしコンビニやオンラインバンキングから事前にチャージした金額内での決済であり、割引分はポイント還元となるため他の消費に用いなければならない点に注意が必要だ。

またいずれもSuica等の電子マネーと比べると利用シーンが限定されるのも今後の課題だろう。LINEPayについてはコンビニ大手のローソン、OrigamiPayはタクシーの料金決済が対応しているなど、自分の利用シーンに近いところで利用が進めば、かなりお得な買い物になる。加盟店をチェックしてみるといいだろう。

ちなみに筆者は秋葉原の某書店でOrigamiを使って毎週数千円分のコミックをまとめ買いしているが、毎月1000~2000円の値引きを得ている。コミック3冊分の値引きを得ているわけだから、これはかなりお得だ。

LINEPay、OrigamiPayの注意点

iPhoneやAndroidスマホは誰でも持っているのに、利用率は極めて低い。ローソンによれば75%の顧客は未だに現金で決済をするという。つまり日本人の4人に3人は「割高な決済方法」を選んでいることになる。

社会が変革しているかどうか、ではなく、自分がお得かどうかで考えてみるとキャッシュレス決済への移行もやる気がでるのではないか。

ちなみに、スマホ決済の設定をしておくと、別の「便利」もあることを最後に指摘しておこう。それは、「財布を忘れても、スマホは持ってきたので助かる」ということだ。

私たちは今や、財布の確認をしなくてもスマホの確認は絶対にする。玄関を出て3歩も歩くとスマホを出してSNSにアクセスしているからだ。駅に来て途方に暮れたり、ダッシュで家に戻る必要ももうない。便利なスマホ決済の世界に入ってみてはどうだろうか。

【追記】

モバイル決済はキャンペーンが機動的に実施されたり終了するところに特徴があるが、記事を入稿したあとに早速ニュースが飛び込んできた。

Origami Payが毎週金曜日に実施していた10%オフキャンペーンは9月7日で終了。以降は曜日を選ばず利用できる「Origamiクーポン」を提供していくそうだ。クーポンの割引率や配布状況がどうなるかは今後の動向を見守ることになりそうだ。

一方で、LINE Payも対応しているローソンにOrigami Payも9月11日から対応し、かつコーヒー一杯無料クーポンも発行するとしてきた。

QRコード決済を中心としたモバイル決済の「お得」度競争は今後もしばらく目が離せない。