N-BOXとN-BOXカスタム(HondaMediaWebsiteより)
# 軽自動車

背の高いエアロパーツを装着した軽自動車が「高い人気」を得た理由

軽自動車で一番高いクルマを買う時代

派手なメッキグリルに、ホイールはアルミ製

2018年1~7月の販売統計を見ると、日本国内で新車として売られたクルマの37%が軽自動車であった。

過去を振り返ると、1980年代まではセダンが売れ筋で、軽自動車の販売比率は20%前後だった。それが1990年に軽自動車の排気量枠が今と同じ660ccになり、全長の枠も3300mmまで拡大されて約25%に増えた。

1998年には、全長が今と同じ3400mm、全幅も1480mmに拡大され、軽自動車の比率は30%に達した。この後も増え続けて、今は40%近い。

 

好調に売れる軽自動車の中でも、特に人気を得ているのが背の高い車種だ。ホンダN-BOX/ダイハツタント/スズキスペーシアといった全高が1700mmを超えるスライドドアを備えた車種は、軽乗用車全体の41%を占める。

スズキワゴンR/ダイハツムーヴ/ホンダN-WGN(Nワゴン)のような全高が1600~1700mmの車種は、軽乗用車全体の34%だ。合計すると、軽自動車全体の75%が背の高い車種で占められる。

そして背の高い軽自動車では、エアロパーツを装着した上級シリーズの販売比率が50%に達する。「カスタム」などのシリーズ名で呼ばれ、フロントマスクの形状は標準ボディと大きく異なる。派手なメッキグリルを備えるのが定番で、LEDヘッドランプやLEDポジションランプ(車幅灯)も装着している。

ボディにはフロントアンダースポイラー、サイドシルガーニッシュ、リヤゲートスポイラーといったエアロパーツが備わり、ホイールも大半がアルミ製だ。これらのパーツを加えることで、外観をスポーティかつ精悍に演出している。

このような背の高い軽自動車のエアロ仕様が、今では最も販売台数の多い注目されるカテゴリーになった。

代表車種はN-BOXカスタムだ。N-BOXは2011年12月に発売された先代型(初代モデル)、2017年9月に登場した現行型ともに人気が高く、2013年/2015年/2016年/2017年には軽自動車の販売ナンバーワンになった。2017年は小型/普通車まで含めた総合1位だ。

この状況は今も同じで、2018年上半期(1~6月)におけるN-BOXの届け出台数は、少数のN-BOXスラッシュを含めて12万7548台に達した。2位のスペーシア(7万9718台)、3位の日産ノート(7万3380台)に大差を付けている。エアロパーツを備えたカスタムの販売比率も55%と高い。

そして2位のスペーシア、4位のタント、5位のムーヴ&ムーヴキャンバス、6位の日産デイズ&デイズルークスも、背の高い軽自動車だ。つまり国内販売ランキングの上位には、エアロ仕様を主力とする軽自動車がズラリと並ぶ。