「発達障害者は仕事弱者だけでなく恋愛弱者でもある」と言える理由

発達障害でも幸せになれる恋愛の作法
トイアンナ, 借金玉 プロフィール

「あなたの優先順位は何?」

借金玉 トイアンナさんは、恋愛相談をよく受けていらっしゃいますが、やはり“お気持ち”よりもロジックで話を詰めていくんですか?

トイアンナ 相談を受けたら、まず「あなたの優先順位は何?」というところから厳格に聞いていきます。

借金玉 自分の恋愛や結婚のときも、そのようにしているんですか?

トイアンナ 私が結婚していた男性は、私が男遊びをしていた学生時代に出会った人だったので、「私、遊んでいるけど大丈夫?」って確認しました。他にも、付き合っているときに10個質問をして、浮気の定義などをはっきりさせてから結婚しましたね。

借金玉 それでも離婚してしまったということは、途中で合わなくなってきた?

トイアンナ 誰かを好きになった人間は、その人と付き合うために自分の考えや言ってることを曲げて合わせる傾向があるじゃないですか。好きな人から何か条件を言われても、とりあえず「大丈夫だから」とか言って付き合いますよね。でも実際は、言っていることとやっていることが違って、大丈夫じゃないことが多い。しかも結構、後で引きずっていたりしますし。

借金玉 そうそう、大丈夫って言っても引きずるんですよ。人間ってよくわかんないですよね。

トイアンナ 「あの時は大丈夫って言ったけど後で引きずっちゃった」と言われれば、また話し合えるんですけど、何も言わずに「俺がイライラしている理由、察してよ」と言われても、「そんな西野カナみたいな!」と(笑)。

借金玉 そうそう。「前に言ったことは誤りがあったので訂正します」と言われれば、「オッケー!」となるんですけどね。人間って、自分の間違いを後で正すことが基本的にできないので。

でも僕は仕事でも恋愛でも一貫性にこだわるので、そろそろ籍を入れる予定の妻とも、お互いの関係をガチガチに規定しています。貞操義務があるのか、どの程度の束縛を相手に課すのか、すべて明文化していますね。妻には、「不動産の契約書と一緒。契約書がないと大変なことになるでしょ」って言っていますけど。

トイアンナ ルールを決めるところは同じですね(笑)。

借金玉 そこまでしないと、自分と違う人間と一緒になるなんて危ないじゃないですか。今までも女性と付き合っているとき、いきなりバットを持った男が殴り込んできたこともありましたし、いろいろ大惨事があって大変でしたから。

 

トイアンナ たとえば相手が、「私がプロポーズを待っている気持ちをわかってよ」という女性だったら?

借金玉 「不可能です!」と言って、その日のうちに逃げる可能性があります。「僕にそれを期待されても無理だから」と。それって、洗濯機で掃除しろと言われているようなものなので(笑)。

トイアンナ そんな風にルールが明文化されていないと何もわからない弱者が、いい恋愛や結婚をするためにはどうすればいいんでしょうか。

借金玉 僕はすごく素朴に人間の平等と自由を重んじているので、やはりお互いどうしたいのか双方の意思確認をして、相互に契約を定めてやっていくのが一番いいように思います。

トイアンナ そのためには、器の大きい人間を見つけたほうがいいですよね。