あの時のフジに似ている…?視聴率独走の日テレに突然立ち込めた暗雲

成功体験に縛られているのかも…
週刊現代 プロフィール

主婦層に飽きられた

絶対王者の日テレだが、不安要素はいくつもある。まず平日の情報番組が苦戦していることだ。

平日の午前、日テレの『ZIP!』、『スッキリ』、『PON!』は、テレ朝の『羽鳥慎一モーニングショー』、フジの『めざましテレビ』、TBSの『ひるおび!』らに視聴率で太刀打ちできていない。

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日テレの情報番組はいずれも事件のニュースよりも、カルチャーやエンタメの情報に強い。一方、裏番組ではテレ朝をはじめとして、政治や事件、国際ニュースなど硬派なネタが中心である。

「世相が暗い今は、グルメなどのカルチャー情報に飽きているシニアや主婦層が多くなっているんですよ。しかも日テレの情報番組はMCが、お笑い芸人やタレントです。そうすると、社会問題を取り上げても、真剣味が視聴者に伝わらない。

北朝鮮問題や西日本豪雨といった注目を集める事案が起きると、平日午前に視聴者は日テレを見なくなる。『スッキリ』は3年前に過激な発言をするテリー伊藤を降板させたのが響いていますよ。

有働由美子アナが卒業してNHK『あさイチ』から離れた視聴者も日テレにはあまり流れなかったと思われます。日テレがターゲットにする20~30代の主婦層も徐々に硬派な情報番組を見るようになっています」(テレ朝情報番組スタッフ)

 

日テレは9月末で『PON!』を打ち切ることを発表している。後番組はもちろん、他の平日午前の情報番組も今後は時事ニュースを積極的に取り上げていくことになるだろうが、すぐに他局に追いつけるとは思えない。

「日テレの報道は、読売新聞の影響を受けやすいんです。だから、情報番組では政治経済を正面から扱ってこなかったという面があります。固いニュースを取り上げるとしても、テレ朝やTBSに比べると自由度は低いでしょうね。視聴者を取り返すことはなかなか難しいと思いますよ……」(日テレ情報番組スタッフ)