警察庁長官狙撃事件の真犯人を支援した男の「正体」

「ローンウルフの思想」を受け継ぐ者
原 雄一 プロフィール

届かなかったメール

狙撃事件の支援者は小川雅弘なのか。それとも大島洋一なのか。あるいは、未だ解明できていない第三の人物なのか。

すると、5月22日、講談社の担当編集者から連絡が入った。

「小川から3通目の手紙が届いた。どうしても著者と連絡が取りたいようだ」

5月20日付の消印のその手紙には、

「95年3月、私が帰国してからの行動を捜査しましたか」

「急に呼び出しがあり、山に入っていましたので返事が遅れました」

「携帯にメールを送っています」

「状況が変わり渡米する予定でいます」

などと書かれていたが、私のスマホには小川からと思われるメールは届いていなかった。

 

さらに、5月25日午後、講談社の担当部署に小川から電話が入った。

「著者に手紙を送ったところ、お返事が届きました」

「携帯電話にメールを送ったが、返事がきていません」

「講談社宛に再度手紙を書いたのでよろしくお願いします」

ちょうどこの日、私は小川宛に手紙を投函していた。その文面には、私の電話番号とメールの受信設定を変更した旨を書いていた。

しかし、小川からの音信は途絶えた。

ここにきて小川は警戒するようになったのか。