私がロリータであることを伏せて「出会い系アプリ」を使った理由

結婚したいならロリータはやめるべき?
青木 美沙子 プロフィール

ナースの美沙子として登録

スマホを取り出し、ストアを開き、「出会い」と検索しました。上位に出てきたもののうち、聞いたことのあるものを選びました。聞いたことあるといっても宣伝カーの大音量で聞いたことあるという意味ではなく、友人や知人からなんとなく聞いたことある安全っぽいものにしました。

メルアドとパスワードの登録が終わり、自己紹介の記入になりました。最初はロリータファッションしていることを全面に出してみました。結果は、惨敗です。圏外です。出会うどころか避けられてしまい、江頭さんみたいな扱いです。何も始まらずに負けた感じです。ロリータが男性ウケの悪いことは理解していましたが、まさかここまでとは。

しかたない。そこで今度は、ロリータであることを隠して登録しました。つまり、わたしのもうひとつの顔である、ナースの美沙子として勝負しました。自己紹介の欄に、ロリータの記述を消して、代わりにナースであることを書きました。

すると今度は、かなりの反応が来ました。もうわたし、ひとりで笑ってしまいました。だって、両方同じ人間なのです。ロリータモデルもナースも同じ青木美沙子という人間なのに、こんなに偏見があるなんて。

写真:著者提供

ならば、偏見、上等。ナースのわたしに反応してきた人たちと、向き合ってみることにしました。お互いの好きな映画や本の意見交換、お薦めのカフェ情報、医療に関すること、等々を話し合いました。ロリータであることはあえて言いませんでしたが、それ以外の部分でちゃんとコミュニケ―ションを重ねていきました。

その中で信頼関係を築けた方と、ついにお会いすることになりました。そしてお会いするとき、わたしはロリータファッションで参上したのであります。

 

男性の反応は、予想通り、ドン引きです。ナースが来ると思っていたらロリータが来たのです。

実際はナースが来ると思ったらナース兼ロリータが来たのですから、わたしが嘘をついていたとかではありません。ただ、職業ナースと聞いて彼が想像していた私服イメージとロリータが違ったのでしょう。わたしを見た瞬間に、サーーーーーっと引いていました。目で見えるくらい引いていました。結果は言わずもがな、です。