9月 8日 日本初の衛星写真を受信(1977年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1977年のこの日、日本初の静止気象衛星「ひまわり」が試験観測を行い、高度3万6000キロメートルから台風9号の画像を気象台に送信しました。

ひまわりは、気象庁と宇宙開発事業団(NASDA、後に宇宙航空開発事業団JAXAに改組)が開発した静止気象衛星で、7月14日にアメリカのケープ・カナベラル空軍基地から、アメリカの人工衛星打ち上げロケット〈デルタ2914ロケット〉132号機で打ち上げられました。

西太平洋・南太平洋の気象状況を監視することを目的とし、世界気象機関(WMO)と国際学術連合会議(ICSU)が共同で実施する地球大気観測計画(GARP)の一翼も担っていました。

1977年11月4日から定常運用を開始し、1978年4月6日から気象庁気象衛星センターによる本格運用が開始されました。

【写真】「ひまわり」による日本初の衛星写真
   「ひまわり」による日本初の衛星写真。画像の中央左上に渦を巻いた台風9号が確認できます(出典:気象衛星センターホームページ)

1981年12月21日にひまわり2号へ業務を引き継ぎ、東経160度へ移動、軌道上待機となった後、搭載機器の劣化から1989年6月26日から6月29日にかけて観測軌道から離脱、6月30日に停波し運用を終了しました。

なお、「ひまわり1号」というのは、2号が登場してから、呼び分けるために言われはじめた俗称で、正式名称は「ひまわり」だそうです。

現在も後継機「ひまわり8号」が活躍しており、2016年の11月1日には「ひまわり9号」も打ち上げられました。2022年には、8号にかわって9号が観測体制に入るとのことです。

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