9月 7日 フランスの博物学者ビュフォンが生まれる(1707年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

パリの王立植物園長などを勤めた博物学者で、植物学者、数学者であるビュフォン伯ジョルジュ=ルイ・ルクレール(Georges-Louis Leclerc, Comte de Buffon、1707-1788)が、1707年のこの日、フランス東部のモンバールに生まれました。

【写真】ビュホンの肖像
  ビュフォン伯ジョルジュ=ルイ・ルクレールの肖像  photo by gettyimages

ビュフォンは18世紀の自然学を、36巻におよぶ大著『博物誌』としてまとめたことで知られています。このなかで彼は、「類人猿は人間の未発達の状態、あるいは退化したもの」という進化論的な考え方を述べたり、鉄の冷却率から考えて地球の年齢は『聖書』に書かれているよりもはるかに長くなると見積もるなど、現代の科学につながる考え方を提示しています。

また、植物学者としては、1739年からパリ植物園の管理者になり、それまで王の私的な庭園としての側面が強かった植物園を、多くの世界中の植物を集めることで、研究機関、博物館、公園といった性格にしていきました。

【写真】パリ植物園
   現在のパリ植物園  photo by iStock

数学者としては、確率論の分野に微分や積分の概念を導入するなど、当時は数学者としての業績が知られていました。なかでも、次のような有名な問いを残しています。

「多数の平行線を引き、そこに針を落としたとき、どれかの線と針が交差する確率はいくつか」

【図(イメージイラスト)】ビュフォンの針問題
  〈ビュフォンの針問題〉針を落としたときに、直線と交叉する確率は?

〈ビュフォンの針問題〉として知られるこの問題、みなさんは答えがわかりますか?

 上記の問題の詳しい解説はこちらで!  

直感を裏切る数学
「思い込み」にだまされない数学的思考

神永 正博 著

〈ビュフォンの針問題〉など、興味深い数学のトピックスが満載! 専門家でも間違う「思い込みの罠」を紹介しながら、論理的に考えるための思考法を伝授します。