9月 6日 マゼラン隊が初の世界一周を達成(1522年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1519年9月20日にスペインを出発したマゼランの船団が、この日、スペインのサンルーカル港に帰港。世界一周航海を実現し、地球が丸いことを実証しました。

出航時には5隻の船に約270名が乗り込みましたが、新規ルート開拓中の難破や現地住民との交戦などにより徐々に船員を失い、無事に戻ってこられたのはビクトリア号の18名のみという過酷な旅でした。

【写真】彫刻に描かれたマゼランらと船団
  左上がマゼラン。右上はマゼランの死後、船団を率いて世界一周を完結させたフアン・セバスティアン・エルカーノ(J. Se. Elcano、1476-1526)。1580年頃の彫刻 photo by gettyimages

マゼラン自身もフィリピン諸島での交戦中に殺害され、帰国は果たせませんでしたが、この航海で初めて発見された、南アメリカ大陸南端のマゼラン海峡にその名を残しています。

現在では船旅というと、優雅な豪華客船での旅を思い浮かべる方も多いと思いますが、船が安全なものと考えられるようになったのは、じつは最近のこと。

危険と隣り合わせだった航海に革命をもたらしたのは、19世紀にある青年が開発した、まったく新しいレンズでした。

フレネルとフレネルレンズ
  新しいレンズフレネルレンズを開発したオーギュスタン・ジャン・フレネル(Augustin Jean Fresnel、1788-1827、左)と実際に灯台で使われていたフレネルレンズ photo by gettyimages

灯台の光はなぜ遠くまで届くのか
時代を変えたフレネルレンズの軌跡

海難事故を防ぐためには、暗い海を明るく照らす灯台が必要です。小さな光を効率よく、より遠くまで届けるにはどうすればいいか。オタクで内気だった青年が、信念を貫いて築きあげた19世紀の偉大な業績に迫ります。