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# 貯蓄 # FP # 節約

あなたも「ちょっとした贅沢」が可能になる「支出コントロール」法

「平均値」の罠に気をつけて
お金を貯めるには、何より「支出」のコントロールが重要だ。どれだけたくさん稼いでも、同じくらい使ってしまったら、いつまでたってもお金は貯まらない。現役ファイナンシャルプランナーで、『シンプルにお金を貯める・増やす・使う』の著者として知られる新屋真摘氏も、「ゆとりのある暮らしは、収入だけでは決まらない」と強調する。人生のクオリティを左右する「支出コントロール」について、新屋氏が語った。

支出管理は「家計簿アプリ」で

「家計簿」というと、3日坊主の代名詞のように思って、聞くだけでできる気がしないと思う人がいるかもしれません。

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ですが最近は、銀行口座のお金の出入りやクレジットカードの履歴を自動的に取り込む家計簿アプリのサービスが充実しています。ご相談中に、さっとスマホを取り出して、詳細をチェックする人も現れ、便利な世の中になったなと感じることもしばしばです。

家計簿アプリなら、一度設定しておけば後は面倒な集計もありませんし、各項目の推移や過去の記録との比較も自由自在です。

おすすめのアプリは、「Moneytree」や「家計簿Zaim」、「Money Forward」など。

「Moneytree」は、複数の預金口座やクレジットカードの利用履歴、さらにはTカードなど、主要なポイントの残高まで読み込めて、今持っているお金を一括で可視化することができ、とても便利です。

「家計簿Zaim」は、レシートの管理が面倒な人におすすめのアプリです。レシートから品目や価格を自動で読み取って、家計簿に自動で入力してくれます。

 

「Money Forward」は、銀行の入出金やクレジットカードの履歴を元に家計簿を自動作成してくれますし、レシートの読み取りも可能です。複数の金融機関の口座情報を一括管理できるので、資産の状況も一目瞭然でわかります。

画面の見やすさや優先させたい機能など好みがありますので、自分の使いやすいアプリを選ぶとよいでしょう。

また、「そうはいっても家計簿アプリには抵抗がある」というアナログ派なら、口座引き落としになるものは、通帳の履歴をたどっていただき、現金での支出は買い物の際にできるだけレシートをもらうように心がけてください。

交通費や割り勘の精算などレシートのない支出は、メモに取るようにして、レシートと合わせて1週間分まとめて集計するとよいでしょう。このとき、1円単位まできっちり合計して、財布の中身とあわせにいくのは不要です。

100円以下は無視するくらいの概算でかまいません。

たとえば、背の高さを人に聞かれたら、小数点以下まで答える人ってあまりいないですよね。それと同じ感覚で、生活のサイズだって大まかに把握できれば十分なのです。

ついついさぼりがちになる集計作業は、行うタイミングをルールとして定めておくのがおすすめです。

たとえば、「好きなTVドラマの前後」「土曜日の朝起きたらすぐ」などです。家計簿はできれば3ヶ月間がんばって、その平均値を毎月の生活費と考えてください。逆に言うとそれ以上続けなくても大丈夫です。

ただし、転職した、引っ越した、新しい習い事を始めた、夫が単身赴任になったなど生活が変わるタイミングでは、生活費も変わりがちになるものです。そういうときには生活費に変更がないか、改めて3ヶ月チェックしてみてください。