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「適正価格」で仕事をするな!稼ぐフリーランスの「値決め」のコツ

あなたのギャラは、まだまだ上がる
会社や組織に所属しない新しい働き方、フリーランス。あらゆる自由が手に入る一方、会社員にはない苦労も多い。たとえば「値決め」。会社員と違って、価格(ギャランティ)は自分で決めなくてはならないのだ。より有利な条件を得るために、どんなことを心がければよいのか? 『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』などの著書で知られ、みずからもフリーランスとして活躍する山田竜也氏に教えてもらった。

「希少性」が報酬を左右する

あなたが提供する商品やサービスの価格は、スキルの高さやお客様の判断だけではなく、「希少性」によっても左右されています。

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たとえば、いつも使用しているノートを外出先で買おうとするとします。ところが、ノートを安く売っている文房具店が、なかなか見つからない。

そんなとき、1軒のコンビニを発見してのぞいてみると、いつもは100円で買っているノートが、150円で売られていました。それでも、他にノートを購入できるお店がなかったら、150円でも買いますよね。そんなふうに希少性が高い状況ほど、商品の値段は高くなります。

これを、フリーランスにあてはめて考えてみましょう。

 

あるゲーム会社のアートディレクターが、いつも仕事を任せているフリーランスのイラストレーターに、ゲームのキャラクターデザインを1点4万円で依頼しようとしたとします。ところが、そのイラストレーターは仕事が立て込んでいて、依頼を断られてしまいました。

アートディレクターは、イラストレーターの知人にも声をかけて探し回っていましたが、依頼したいゲームのイラストを描けるスキルのある人はおらず、代わりとなる人がなかなか見つかりません。そんなとき、あるイラストレーターが「キャラクター1体につき5万円なら引き受けられる」と申し出ました。

アートディレクターは、「いつもは4万円で依頼しているけれど、お願いできる人が見つからないのなら、5万円でも依頼したい」と考えるでしょう。しかも、「今日、外注できる人を決めないと、もうプロジェクトの納期に間に合わない」となれば、5万円以上でも依頼したいと思う可能性が高くなります。

そんなふうに、希少価値が上がるほど、支払われる報酬は高くなっていきます。

さらにいえば、「フリーランスは、適正価格で仕事をしたら、負けだ」くらいに私は思っています。「適正価格=普通」なので、誰に頼んでもいいからです。