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# 離婚

夏休み明けが一番危ない、不仲な子持ち夫婦が直面する「ある大問題」

気付いた時は手遅れ、子どもの連れ去り

夏休み明けに不仲夫婦が直面する「ある大問題」

私は行政書士をしながら男女問題研究家として活動しており、これまで何千件という離婚などの男女トラブルの相談を受けてきました。夏休み中、そして夏休み明けに最も多い相談は「子どもの連れ去り」です。

帰省やお盆、そして夏季休暇のタイミングで妻が子どもを連れて実家に戻ったけれど、「いつまでも帰ってこない」。そんな悲痛な叫びを少なからず聞いてきました。

 

気づいた時には最後。電話は着信拒否、メールは受信拒否、LINEはブロックされ、実家の固定電話にかけても受話器を取るのは母親ばかりで妻に取り次いでくれない。実家を訪ねても義父に「これ以上、付きまとうと警察を呼ぶぞ!」と一喝されるというのが典型的なパターン。向こうの両親が協力者で、最初から計画された家出プランだということに遅ればせながら気付くのです。

最近相談しに来た増田光さん(38歳、仮名)も、そんな「子どもの連れ去り」の危機に直面しています。いったいどうしてそんなことになったのか、解決方法はあるのか。詳しく見て行きましょう。

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名、年齢は現在)>
増田光(38歳)→会社員(年収700万円)☆今回の相談者
増田陽子(36歳)→専業主婦
長女 増田咲良(7歳)→増田夫婦の娘

すべての発端は、光さんが妻(36歳)との離婚を決意したこと。今年の娘さんの誕生日会の日に、これまで我慢していたものがすべて爆発したのだと言います。

というのも、もともと妻は「片付け」が大の苦手。台所には飲み終わった缶ビール、食べかけのコンビニ弁当と割り箸、使いっぱなしのマヨネーズが置かれたままで、リビングには娘さんが遊んだレゴブロック、脱ぎっぱなしの妻のワンピース、袋から飛び出したスナック菓子が散乱……というのが日常の風景。

しかも、妻は掃除も苦手で、掃除機をかける日より「かけない日」のほうが多いから、窓ガラスは雨汚れでいっぱい、床にたまったホコリが高さ0.5cmに達していたこともあったそうです。

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そんな増田家では、今年の娘さんの誕生会にはお互いの両親を招待しました。

だからこそ「恥ずかしいところは見せられない」という一心で、光さんは妻へ「今回は頼むぞ!」と釘を刺しておいたそうです。