頑張らない、自分の頭で考えないのが「真に生産性の高い働き方」だ

嫌な仕事もローカロリーでこなすコツ
大竹 慎太郎, けんすう プロフィール

偏差値30なのは俺が悪いわけじゃない

大竹:そういう考え方に行き着いたきっかけは何だったの?

けんすう:大学受験の時とかですかね。

大竹:おー、やっぱりそうなんだ! 受験からノウハウを学んでいる人って多いですよね。こないだ取材に行ったSHOWROOM代表取締役社長の前田(裕二)君もそうだったし。その前田君の本の編集をした幻冬舎の箕輪厚介さんもそうだったって聞いた。実際は受験勉強で得られる知識よりも、受験を突破するためのノウハウを学ぶほうが重要という(笑)

けんすう:そうですねー。僕、浪人する前の最後の模試は偏差値30とかだったんで。

大竹:え、30(笑)?

けんすう:それで、これはたぶん僕が悪いんじゃないなって思ったんです。大学受験対策の情報がないからいけないんだって思ったんですね。で、インターネットで調べたんですが、あまりいい情報がなかったので、それで自分で受験情報のサイトを作りました。

大竹:僕が悪いんじゃない(笑)

けんすう:それでミルクカフェっていうみんなが受験のノウハウを投稿するサイトを作って、そうすると一番情報集まるじゃないですか。そうやって情報があると勉強量が少なくても受かるんだっていうショートカットをやって。実際、一日3、4時間とかの勉強量で1年後に偏差値が65ぐらいまでに上がりました。

大竹:3、4時間だけで……。その時点でもうすごくローカロリー(笑)

けんすう:その時に気づいた勉強法っていうのが、「遅滞評価勉強法」っていうんですけど、簡単に言えば、「必要になったら、必要なところだけ勉強する」というものです。

大竹:ほー。

けんすう:実際に一番成績が悪かったのが日本史だったので、その時は、日本史の過去問を買ってきて、例えば「原始時代を勉強する」となったら、ともかくその原始時代の過去問を解答やノートを見ながら全部解きます。でその分野の問題を一通り解き終わったら、新しい過去問を買ってきて、同じ分野の問題を問いていく……。

そうやっていると4冊目の時点ぐらいで「なんかこの問題はよく出てくるな」っていうことに自然と気付き出します。それでこれを6冊ぐらいやると、勝手に試験に出るところだけをマスターできている状態になっていきます。

大竹:なるほど、なるほど。

けんすう:この方法を1ヶ月やってみたところ、5月の模試でいきなり偏差値70ぐらいを叩き出しました。

大竹:えーっ、1ヶ月で! それは効率良すぎ(笑)それで1年後には無事早稲田に受かったと。

 

仕事のできない人の特徴

けんすう:だから受験の時には僕は、自分で作った「ミルクカフェ」から情報を集めたんですけど、これを仕事の話にあてはめるたらどうなるか。

大竹:はいはいはい。

けんすう:「仕事のできない人の特徴」ってなにかというと、多くの人が受験でいうところの過去問や合格体験記に当たるはずのビジネス書を読んでないというところです。

大竹:なるほどなるほど。

けんすう:これ本当に頭がいい人はいいんですよ。そういう人は本とか読まずに自ずと解決法を自分の頭で考え出すことができますから。でも問題は、僕みたいに自分では解決法になかなかたどり着けない人。こういう人は、ビジネス書みたいなノウハウ書を読み込んでいくしかない。あるいは徹底的にできている人に聞き込むか。

大竹:そうやって車輪の再発明を防ぐと……。

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