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「真実を知りたい…」東京医大不正入試問題、届かない受験生の思い

「受験生はモノじゃない。人間です」
東京医科大学の不正入試が大問題となっている。「真実を知りたい」――かつての受験生が声を上げ、開示請求などを求めている。その声を聞いた。

「馬鹿にするのもいい加減にしろ」

「調査委員会の会見ならびに東京医大の記者会見をチェックし終わりました。

信じられない不正の数々が明らかになりました。そしてまだまだある『女医は辞めるししょうがない〜』という世間の声。

女性差別問題で済ませていい事件ではありません。

自分の周りの人とだけ話していてはいつまでたっても世間に声は届かない。

この意見はシェアしたほうがよいのではないかと思って、ひとつ記事を書きました。

 

8月7日の会見についての感想はほぼこちらに詰め込めたかなと思います。

開示請求や補償等についてですが、実態を早急に明らかにする必要がありますから、東京医大に頼らず世の中が、大人が、当事者である子供が、なんらかのアクションを起こし続けなければならないと思っています。

そのアクションは大きくても小さくてもいい。私たちはこのひどい事件を忘れてはいけない。

また十分な補償がされなかった場合に備えての準備も必要かなと感じました。

なんせ長年嘘をつき続けてきた口のうまい大学ですから、受験生を含め国民全員が納得するような対応ができるとは到底考えられませんから。

しかし今回の調査でここまで明らかになると思っていませんでした。また、文部科学省が全国の医学部に試験の不正がなかったか調査を指示したのも驚きでした。

私の予想ですけれど、騒動を収束させるために東京医大は他大学と合併して名前を消し去り事態をうやむやにする可能性もでてくるのでは? とも思っています。

なんにせよ、実態が明らかになっても現状変わらずでは全く意味がありませんし変な前例を作ってしまうことになりますから、今後も厳しい目で見ていかねばと思っています。

2018/08/07 23:57、リコ」

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数年前、東京医科大学を受験したかつての女子受験生、リコさん(仮名)。今は別の大学の医学科に通っているが、今回の東京医大の差別入試報道を聞いて愕然とした。

多くの犠牲を払い勉強してきたのは、当然ながら「医師になるため」である。そのためには医学部の入試にパスしなければならない。必ず、である。

当然ながらそこには定員がある。「狭き門」を突破して行くために、進学希望の学生は様々な苦心と工夫をしている。

学力を日々の努力に加えて「どこを受験するか」は医学部を目指す学生にとっては最も重要。アンテナを張り巡らせ、入試に関するありとあらゆる情報を吟味し、戦略的に受験の計画を立てる。

リコさんが東京医大を受験したのも、そうした綿密なシュミレーションがあってのことだ。試験も良くできたと思う。しかし試験において正当に評価されることはなかった。