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【図説あり】三角比を使ってキスのしやすい理想の身長差を求めてみた

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話題になった「身長差」に根拠はあるの?

理想の身長差は何cmなのでしょう。皆様はこんなフレーズを目にしたことがありませんか?

“キスしやすい身長差12cm、理想のカップル身長差15cm、セックスしやすい身長差22cm、ぎゅっとしやすい身長差32cm、そんなことよりも心の距離が0cmだったらいいな。”

ツイッターをはじめ複数のメディアで過去話題になっていました。

でも、このフレーズを見て気になりませんか。どうしてこの身長差が理想なのでしょう。

この記事では、一番実用性(?)がありそうな「キスしやすい身長差」という項目に注目したいと思います。

なぜ12cmなのか。この数字には何かしらの根拠はあるのだろうか。誰かが調べたのでしょうか。何をもって理想としたのでしょうか。

せっかくなので少し考えてみることにしましょう。

 

1.キスする体勢について

まず、キスする体勢がどのような体勢か、 想像したものをイラストに描いてみました。

kiss

左が男性、右が女性です。映画やドラマで見るような、理想の体勢とも言えるでしょう (今回は男性の身長>女性の身長、として話を進めています)。

イラストに描いてみるとなんとなく分かりますが、 男性も女性も相手の身長に合わせて体勢を少し変えています。

男性は頭を横に傾け、女性は頭を上に傾けている、といったところでしょうか。

確かに、身長差がありすぎてもなさすぎても、この体勢でのキスは難しくなりそうですね。この体勢でキスをするとして、話を進めていきます。

2.頭の傾き方を定義する

さて、ここから「キスしやすい身長差12cm」の根拠を具体的に探ってみましょう! まずはそれぞれの体勢の変え方に着目をしてみましょう。

キス

男性も女性も、顔を傾けています。言い方を変えると「頭を、ある軸をもとに回転させている」と言えます(回転と言っても、1周しない回転です)。

そう、頭を傾ける行為を、頭を回転させると言い換えたときに活躍するのが、「三角比」です!

さあ、それぞれがどれだけ頭を傾けているのか、実際に三角比を使って求めてみましょう!