8月23日 物理学者のレイノルズが生まれる(1842年)

科学 今日はこんな日

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"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

流体力学の研究で知られる物理学者オズボーン・レイノルズ(Osborne Reynolds、1842-1912)が、この日、アイルランド北部のベルファストで生まれました。

レイノルズは、幼少時に両親とともにイングランドに移り、学校長で牧師であり、数学に増資が深い父のもとで、勉学に励みました。ケンブリッジ大学入学前と、さらに卒業後にも、造船所や下水道の土木技師見習いとして働きましたが、その経験がのちに流体力学への理解に際して実用的な経験と知識を得ることができたのだと言われています。

流体力学のより深い理解に必要な数学を研究するためにケンブリッジ大学へ復学したのち、1868年に、彼はマンチェスターにあるオーウェン大学(現、マンチェスター大学)で、イギリスで最初の工学教授となりました。

【写真】マンチェスター大学
  マンチェスター大学
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配管内の流体の流れが層流から乱流へと遷移する条件について研究を重ね、流体の慣性力と粘性力の比を表す「レイノルズ数」を発見したことで有名ですが、流体力学の他にも、河口の潮汐作用やコンデンサーの開発、船舶の設計・製造に関する多くの論文など、実用的な研究で幅広く業績を残しました。

復水器:電子分品などのコンデンサー(静電器)ではなく、蒸気タービンやシリンダー内で使った水蒸気を冷却して凝縮させ、飽和液に戻す熱交換器の一種

オズボーン・レイノルズ
  オズボーン・レイノルズ
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