# 北朝鮮経済

ジム・ロジャーズ氏「北朝鮮バブルが来る。私は大韓航空株を買った」

「投資の神様」に独占インタビュー
マネー現代編集部 プロフィール

もし私が日本人ならば…

言うまでもないが、こうした朝鮮半島の動きに日本は一人取り残されている。

主要各国が巧みに北朝鮮から経済的利益を引き出そうとしている中、日本政府の対北朝鮮政策が方向性に欠けていることから、拉致問題も国交正常化も進まない「外交失策」状態に陥っている。

「日本政府はもしかしたら北朝鮮の経済開放を止めたいかもしれませんが、止めることはできないでしょう。中国、ロシア、北朝鮮、韓国は日本が開放に反対することに、反対するからです。

北朝鮮経済が開放しても、直接的にはあまり日本経済に影響はないと思っているのかもしれません、いまから2〜4年後には、『北朝鮮バブル』が巻き起きると思います。そのとき、中国や韓国が北朝鮮バブルに沸くなか、日本経済だけがその恩恵を受けられない可能性すらあるわけです」

 

北朝鮮は人口約2500万人の国家で、その国が経済開放をしたからといって全世界に恩恵が広がるわけではない。しかし、経済開放が実現すれば、近隣アジア諸国にはその影響が拡大することは間違いない。したたなか各国政府は「その時」に向けて、すでに動き出しているし、各国の企業もそのバブルに乗ろうと準備を始めているのだ。

ジム氏は最後に、「もし私が日本人だったら」として、次のように語った。

「私がいま日本人だとしたら、いま実際に私がやっているように、韓国企業に投資しようとするでしょう。まず韓国に投資する方法を探し出し、開放という状況からアドバンテージを得ようと考えるのです。

それに私がいまトヨタを経営していたら、いかに朝鮮半島にかかわっていくかを考えると思います。実際、すでにサムソンはできることはしようとしています。北の経済開放に向けて準備を進めているのです。

だからこそ、いま私のような投資家たちはみな北朝鮮に注目しているのです」

【Interview by 飯塚真紀子・在米ジャーナリスト】

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