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# 北朝鮮経済

ジム・ロジャーズ氏「北朝鮮バブルが来る。私は大韓航空株を買った」

「投資の神様」に独占インタビュー

北朝鮮の経済開放はビッグチャンスだ

昨年6月、アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による電撃的な米朝首脳会談が行われた際、会場となったシンガポールの地で、この歴史的会談を鋭い視線で眺めていた男がいた。「投資の神様」の異名を持つ、ジム・ロジャーズ氏その人である。

 

ジム氏と言えば、かつてジョージ・ソロス氏とともに伝説のヘッジファンドを運営し、10年間で約4000%という驚異的なパフォーマンスを叩き出したことで知られる。現在はシンガポールを拠点に現役投資家として活動しており、その一挙手一投足がマーケットが大きく動かす「リビング・レジェンド(生きる伝説)」である。

そんなジム氏が今回、マネー現代の独占インタビューに応じた。

「朝鮮半島でいま北と南が経済開放したら、世界で最もエキサイティングな国になりますよ」

冒頭からそう切り出したジム氏は、いま最も注目しているのが北朝鮮の経済開放の動向だと明かした。

ジム氏はその理由を次のように語る。

「中国との国境近くに7500万人の人々が住んでいますからね。北朝鮮には、安価で、高い教育を受け、訓練もされた労働者がいる。北朝鮮には自然資源も豊富です。韓国には資本が多くあり、専門家も多く居住している。

北朝鮮では、すべての産業が成長する可能性があります。彼らはいい紙ナプキンもないし、椅子もないし、いい電気製品も、いいレストランも、いいビールもない。思いつくものはなんでも、いいものはないのです。しかし、彼らはそれらを欲しがっている」

米朝首脳会談を経て朝鮮半島の経済開放機運がにわかに高まってきているなか、そこに「絶好の投資機会」を見出しているわけだ。

実際、ジム氏は北朝鮮関連の株式投資を実行済みだと言う。その「手の内」まで明かしてくれた。

私は、大韓航空の株をすでに買いました。これから経済開放が実現すれば、韓国と北朝鮮間で旅行が盛んになると思うからです」