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つみたてNISAとiDeCoで「損」する人たち、その3つの共通点

積立投資でやってはいけない3つのこと

積立投資は現役世代の資産形成の中心となるべき投資方法です。

しかし、日本の個人投資家は、積立投資を十分に活用できていないと筆者は感じています。どういうことかというと、積立投資を短期間でやめてしまう投資家が非常に多いからです。

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本来、積立投資は10年、20年、場合によってはさらに長期にわたって継続するものです。長期間の運用によって複利効果と世界経済の成長を享受できるわけです。

もちろん誰しもが積立投資を始める前には「長期間継続しよう」と決意して積立投資を始めるわけですが、実際にはすぐに止めてしまう人が多いのは何故でしょうか。そして、途中でやめてしまうことによってどれほど損をしてしまっているのでしょうか。以下、見ていきましょう。

 

つみたてNISA(積立NISA)やiDeCoで損する人たち

積立を短期間でやめてしまう理由1 「価格×量」の理解不足

積立投資の運用成績は「価格×量」で決まるというのは、私がこのコラムで何度もお伝えしている通り、積立投資で最も重要となる考え方です。

積立投資は「量」を積み上げていく投資手法であるので、積立投資は投資先の金融商品の価格が運用途中は上がらなくても大丈夫です。最後に少し上がれば十分利益を取れます。

投資をする際に怖いのは、何といっても評価損失がどんどんと膨らんでいく時期でしょう。「このまま保有し続けていいのだろうか……」と悩んでしまい、積立投資をやめてしまう投資家が多いのです。しかし、積立投資では途中で価格が下がっても大丈夫だということをしっかり理解していれば、相場下落は怖くなくなります。

このミスに陥りやすい人は、「iDeCo」や、「つみたてNISA(積立NISA)」という優遇制度を活用したい、という投資家です。誤解のないように確認しますと、iDeCoやつみたてNISA(積立NISA)という制度は投資家に有利であり、活用するべき制度です。

しかし、積立投資の理解なく、制度の活用が目的となってしまうと、「つみたてNISA(積立NISA)を始めてみたが、下がったから不安だ」、「iDeCoの節税効果は10万円あるが、評価損が20万円出ているのでやらなければよかった」という思いが生まれてしまいます。あくまでも積立投資の良さを理解したうえで、これらの制度を利用するべきです。