ほったらかし投資で「貯まる人」が、「下がる投信」を買い続ける理由

怖くなって途中でやめるのが最悪
福田 猛 プロフィール

さて、ここで問題です!

ここでおもしろい実験をしてみましょう。

次のチャートは価格が100から始まった6種類の投資信託の20年間の価格推移になります。

赤は価格が約4倍になっている一方、黄色は20年で約20%下落しています。これらの投資信託を積立投資で買っていく場合、どの投資信託を買うのが一番成績がよくなると思いますか。やはり赤が一番儲かるのでしょうか?

結果は次の図になります。

なんと黄色や黄緑が赤よりも良い成績になるのです。

これは黄色や黄緑は、価格が低迷している時期に積立で『量』を買い込むことができるため、価格が反転した時に一気に利益が出るという理由からなのです。

 

こういう話をすると、「では、積立投資では投資する商品が価格が上昇したらダメなのか」、と言われる方もいらっしゃいますが、それもまた違います。

たとえば米国では積立投資で多額の個人資産を形成している人が大勢いて、アメリカの株式市場は史上最高値を更新しています。そんな市場の株価を積立で毎月購入すると、確かに平均取得価格はどんどん上がっていきますが、損することはありません。どんどん利益が出ています。

それはもちろん日本でも同じことで、次の図はSBI中小型割安成長株ファンドという商品を2008年1月~2017年12月までの10年間、毎月5万円積立投資をした時の累積投資額や評価額です。

出所)ブルームバーグ

このように月5万円の積立を10年継続した場合、投資額600万円に対して評価額は約3000万円にもなるのです。