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ほったらかし投資で「貯まる人」が、「下がる投信」を買い続ける理由

怖くなって途中でやめるのが最悪

NISA、iDecoで損する残念な人たち

2017年にiDeCo、2018年につみたてNISAがはじまり、積立投資への注目が高まっています。

両制度とも税制面でのメリットが魅力的なうえ、ともに毎月決まった金額を長期間コツコツ積み立てて資産形成をしていくものであり、まさに長期投資の王道と言えるものです。

 

しかし、日本ではまだまだ積立投資に対する正しい理解が進んでいるとはいえない状態です。

積立投資の理屈を正しく理解していないと、長期で積立投資を続けることが難しくなり、むしろ損をしてしまうケースも出てくるので注意が必要です。

今回相談に訪れたのはBさん、40歳で奥様とお子様が2人いる会社員です。

Bさんは今まで投資をしたことはありませんが、老後に対する不安が漠然とある中で、ふと手にしたマネー本でつみたてNISAの存在を知り、さっそく口座を開設。2018年からネット証券で投資信託2銘柄で積立を始めました。

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1つは世界の株式に投資する投資信託。もう1つは日本国債に投資する投資信託に投資をしました。

しかし、2018年前半は世界的に株価が下落し、米中の貿易戦争の影響もあり、株価は低迷気味。Bさんが始めた世界株式ファンドは評価損が徐々に膨らんでいました。

毎日残高を見ていて、どんどん減少していく自分の資産が不安になり、「このまま今の投資を続けてもいいのだろうか……日本国債に投資するファンドは価格が安定していて損をしていないから、全額そっちにしたほうが良いのではないか……」と悩んで、相談にお越しいただきました。