まず何から読めばいい?初学者必見・絶対に外さない哲学入門7冊!

現代新書ではじめてみよう
現代新書編集部 プロフィール

4.『読む哲学事典』田島 正樹

「存在」や「記憶」…われわれが日常的に使う言葉を、哲学者はどう捉えているのか? という視点で書かれたのが、こちらの『読む哲学事典』。

本書の最大の特徴は、「愛と暴力」「本質と時間」「ここと私」…など、2つの項目を1つの対にして解説している点。

哲学を考える上で重要なのは、概念間の連関であると筆者は主張します。

読み進めるうちに、日常の言葉と哲学用語が織りなす、概念のネットワークを見渡せるようになるはずです。

5.『いまを生きるための思想キーワード』仲正昌樹

「哲学」で使われる用語には、一見日常的に”我々”が慣れ親しんでいる言葉のように見えて、かなり意味がズレているものがある。分かったつもりになっていると、とんでもない誤解をしてしまうことがある。哲学用語の多くは、西欧の言葉からの翻訳である。もとの言葉だと哲学用語と日常語の違いがさほど大きくなくても、日本語にした時、その差が拡大することがしばしばある。(本書より)

本書はこうした、ある用語についての日常的な使い方と「哲学」での使われ方のズレを分析するところから始まります。

対象となるのは、「正義」「善」「決断主義」「暴力」「QOL」「カルト」など、政治哲学・倫理学系の21のキーワード

マスコミなどでも最近よく聞かれるようになったこれらの言葉を端緒に、平易な語り口で、各テーマを独自の視点から深く掘り下げていきます。高校生もわかる、「思想」入門書の決定版です。

6.『闘うための哲学書』小川 仁志、萱野 稔人

プラトン、アリストテレス、デカルト、ルソー、ヘーゲル、ウェーバー、ハイデッガー、アーレント、サルトル、ストロース、ロールズ、福澤諭吉、西田幾多郎……。

1970年生まれの行動する哲学者ふたりが、ソクラテス以来の2500年の哲学史を代表する22冊の古典をピックアップ。哲学という学問へいかにアクセスするかを解説しながら、誰もが一度は抱くであろう、身近な問題について考えていきます。

善く生きるとはどういうことか? 死刑は必要か? なぜわれわれは法やルールに従わなくてはならないのか? 戦争はなくせるのか?

テンポよく語られるふたりの会話を読み進めていくうちに、私たちが生きていくうえでどのようにものごとを考えてゆくべきかのヒントが得られるでしょう。

混迷の時代を闘い抜くための知を身につける。まさに人生を「闘うため」の哲学書ガイドです。

7.『〈子ども〉のための哲学』永井均

哲学というものは、最初の第一歩から、つまり哲学なんてぜんぜん知らないうちから、何のお手本もなしに、自分ひとりではじめるのでなければ、けっしてはじめることができないものなのだ。つまり、哲学の勉強をしてしまったら、もうおそいのだ。勉強は哲学の大敵である。(本書より)

〈子ども〉のため、とありますが、実際の年齢が子どもである必要はありません。

なぜぼくは存在するのか? なぜ悪いことをしてはいけないのか?

本書で扱われる問題は、たったこのふたつ。

他人の哲学を読むだけじゃ、哲学の真髄には触れられない。子どもの心に返って、「自分で哲学」してみませんか。

・現代新書の「哲学・思想」ジャンルのその他のラインナップはこちらから!
http://gendai.ismedia.jp/list/books/philosophy
・現代新書Webでは新書の「知」をお届けする記事を毎日更新!
http://gendai.ismedia.jp/list/genre/philosophy