photo by istock

ついに開幕!「夏の甲子園・第100回記念大会」見どころガイド

大阪桐蔭の連覇か、公立校の逆襲か

史上初・二度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭

夏の甲子園大会に出場する代表56校が出揃った。8月2日(木)に組合せ抽選会が行われた後、大会は5日の日曜日に開幕する。21日(火)に予定される決勝戦まで、今年も連日熱戦が繰り広げられる。

第100回を迎える全国高校野球選手権大会で、最大の注目は何といっても選抜大会で優勝した大阪桐蔭が夏の甲子園も制するか。実現すれば、藤浪晋太郎(阪神)を擁した2012年に次いで2度目の春夏連覇となり、史上初めての快挙となる。

2012年の世代では藤浪の他、キャッチャーの森友哉(埼玉西武)と控え投手だった澤田圭佑(立教大-オリックス)の3人がプロ入りしているが、今年のメンバーもスーパースターが揃う。中でも、5番ショート&ピッチャーの根尾昂、4番センターの藤原恭大は、今秋のドラフト1位候補という逸材である。プロ野球のスカウトがいう。

 

「根尾は二刀流に挑戦という選択肢もありますが、ショートに専念すれば、将来は今宮(福岡ソフトバンク)クラスの選手に育つ可能性があります。また、走攻守三拍子揃う藤原は、将来的に秋山(埼玉西武)のようなトップバッターになる素質がある。二人とも入団したチームで10年以上はレギュラーを張れるでしょうし、侍ジャパン入りも期待できますよ」

最速が150キロを超えるエースの柿木蓮や長打力のある6番セカンドの山田健太、強肩キャッチャーの小泉航平もドラフト候補となっている。さらにはベンチに入れなかったメンバーも含め、3年生の21人全員が卒業後の活躍が期待されている。

photo by istock

それだけ逸材が揃うのも、西谷浩一監督やコーチたちが、こまめに中学野球の現場に足を運んでスカウトした結果である。

「大阪桐蔭の選手集めについて批判をする高校野球の指導者がいますが、じゃあ、大阪桐蔭ほど熱心に中学生のところへ足を運び、指導者たちに丁寧に接しているところがありますか。“働き方改革”という点で見れば、働きすぎじゃないかと思うくらい、西谷監督やコーチたちは野球部のために時間を割いていますよ。

それに優秀な選手をつぶさず、しっかり育てているのも大阪桐蔭です。高校で結果を出したうえでプロや社会人、大学でも卒業生がたくさん活躍しています」(前出のスカウト)