〔photo〕gettyimages

早稲田大学「医学部構想」がついに動き出す! 新カリスマ学長が本気

単科医科大学を吸収合併へ

すでに「稲門医師会」が設立

早稲田大学の人気が高まっている。リクルートが7月に発表した高校生の「志願したい大学」ランキングで、早稲田大学が関東エリアで並み居るライバルを抑えて2年連続トップに輝いた。

特に、大学イメージでは「教育方針やカリキュラムが魅力的」と難関国立大をも凌駕して1位。ある予備校幹部は「時代に沿った改革を矢継ぎ早に打ち出し、そのフットワークの良さが高校生に好感を持たれているのでは」と分析する。

早大にとって、悪い話ではないが、大学の真の実力が問われるのは、潤沢な財政力を基盤に優秀な教員をそろえることで、志の高い学生の能力を十分引き出して伸ばす「好循環サイクル」をいかに形成できるかにかかっている。

その起爆剤となり得るプランがいま、大学関係者の間でひそかに話題になっている。11月5日に新総長に就任した田中愛治氏が掲げる「医学部新設構想」がそれだ。

〔photo〕iStock

私立トップクラスの総合大学の座にありながら、早大に唯一欠けていたのが医学部である。早大OBは言う。

「大学ブランドの向上と財政基盤強化のためには、のどから手が出るほど作りたい学部。まさに早大の悲願だ。医学部ができれば文字通り鬼に金棒で、医学部を持つ慶應義塾大学に引け目を持たなくて済むようになる」

 

実際、16年には早大出身の医師ら約130人による「稲門医師会」の設立総会が開かれ、医学部新設への機運が高まっており、田中新体制を後押しする。

6月の総長選で本命候補を倒した田中氏が医学部構想を掲げたのは、総長選で使用したマニフェスト「世界で輝くWASEDA」。その中身は研究・貢献・教育の3本柱で構成されるが、とりわけ重視したのが外部資金獲得のための体制再構築である。