森保新監督の意志を「必ず成し遂げる」ために必要な事

技術委員会の強靭化は可能か

強い決意と覚悟

“所信表明”で出てきたキーワードは「融合」だった。

サッカー東京五輪代表の森保一監督が、日本代表監督と兼任することが日本サッカー協会の理事会で承認された。任期は2022年カタールワールドカップまでの4年間になる。

26日夜に都内のホテルで記者会見が行われ、世代交代に対する質問がいくつか飛んだ。ベスト16に進出して強豪ベルギー代表を追い詰めたロシアワールドカップのメンバーから、長谷部誠、本田圭佑、酒井高徳の3人が代表引退の意向を表明。現メンバーだと4年後、昌子源、植田直通、大島僚太、遠藤航、中村航輔以外は全員が30歳以上となるだけに、若手の台頭が求められる。

 

新監督はかく述べた。

「この世界には競争があると思うので、見せられる選手、走れる選手、実力ある選手が生き残っていく世界。年代間の融合を図りつつ、新しい日本代表を築きたい。

世代交代は必要になってくるとは思います。ただベテランの選手を招集しないということではなく、経験を積んだ彼らが持っているものを経験の浅い選手たちに伝えてもらう。

そのなかで五輪代表からA代表に行く選手も出てくると思いますし、そうなると五輪代表のほうにも新たに招集できる選手が出てきます。A代表と五輪代表、五輪代表と下のカテゴリーの代表もちょっとずつ融合できるようになっていけばいいという思いで、“年代間の融合”と表現しました」

融合とは読んで字のごとく、溶け合って1つになるということだ。

経験者路線から若手路線に強引に切り替えるのではなく、ベテラン、中堅、若手をミックスさせながらのチーム編成を考えているのだろう。多少なりとも五輪世代からの抜擢は増えてくるのかもしれない。

先輩の姿勢を学ばせる。有望な若手たちが日本代表として戦う意味を感じることによって、またその下の世代にも伝えていく。個人のスキルアップのみならず、チームの一体感や組織としていかにしてまとまっていくかなど、ピッチ外でも吸収できるものは多いはずだ。

世代間の融合は、日本代表を底上げしていく意味でも重要事項となってくるのは間違いない。

「日本サッカー界の発展のためにトライするところは結果を怖がらずにやっていきたい。もちろんすべて成功したい、すべて勝ちたいと思ってやりますが、トライすることで痛い思いや失敗することもある。ただ、そこをビビることなく、正しいと思うことをやり切って、そこでいろんな評価が出るのは自分のなかで問題ない。

道が続いていくのか、道が断たれるのかはこの世界では当たり前。次につながる、発展すると思うことをやっていきたい」

森保監督は強い決意と覚悟を口にした。