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ジェフ・ベゾスの次なる野望、実は実現間近だった

一人20万ドルは安い?高い?

人類初の宇宙旅行ビジネスを目指す米ブルーオリジン社は先週、無人ロケット打ち上げテストの中で最も重要とされる、緊急時の宇宙船切り離し実験に成功した。

米ワシントン・ポスト紙によれば、(今回の実験成功を受けて)同社は早ければ今年中にも有人の宇宙飛行テストを開始し、来年には宇宙旅行のチケット販売を開始する予定。乗客一人当たりの料金は、20万~30万ドル(2000万~3000万円)になる見込みだ。

宇宙旅行時代が意外に間近まで迫ってきた――。

二大企業家が競い合う宇宙開拓

ブルーオリジンはアマゾン創業者・CEOでワシントン・ポスト紙のオーナーでもあるジェフ・ベゾス氏が2000年に立ち上げた宇宙開発企業。英国の著名企業家、リチャード・ブランソン氏の宇宙開発企業ヴァージン・ギャラクティック(2004年設立)と競うように、宇宙旅行ビジネスへの一番乗りを目指している。

 

両社とも宇宙ロケットを自主開発しているが、その方式は大きく異なる。ブルーオリジンが開発中の「ニュー・シェパード」は垂直発射型の一段型ロケットで、その先端部分に乗員・乗客らが搭乗するカプセル型の「クルー・モジュール(宇宙船)」が搭載されている。

地上から高度100キロ以上の宇宙空間に到達すると、ニュー・シェパードの宇宙船はロケット本体から切り離され、ここで乗客は「無重力体験」や「地球の丸さを我目で確かめる」など約15分間に及ぶ宇宙滞在を楽しむ。その後、宇宙船はパラシュートを使って地球に帰還する。

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冒頭で述べたように、今回の打ち上げテストでは、ロケット発射後、何らかのトラブルが発生したことを想定し、宇宙船を緊急に切り離す実験が行われたが、そうしたトラブルがあろうとなかろうと、ニュー・シェパードの宇宙船は本来、ロケット本体から切り離される仕様になっているわけだ。

また役目を終えたロケット本体も地上へと垂直着陸し、宇宙船と共に再利用されることになっている。