写真:著者提供

看護師とロリータモデル、私が子供の頃の夢を両方とも叶えられた理由

人と違っても、大丈夫!

世界を股にかけ活躍する人気ロリータモデルの青木美沙子さん、実は看護師でもあります。今回は、青木さんが看護師を志しつつ、モデルとしての一歩を歩き始めた頃を振り返ってもらいます。一体どうやってふたつの夢を叶え、そして両立させているのか?ビジネスにも応用できるヒントが満載です!

*青木美沙子さんの過去記事はこちら http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56412

ロリータ=ぶりっ子ではない

ごきげんよう。青木美沙子です。

今、ペットの名前を思い出そうとしています。子どもの頃に飼っていたペットです。

ペットといっても犬や猫ではありません。ザリガニです。さっきから一生懸命に名前を思い出そうとしているけど、ちょっと無理っぽいので、仮にザリ子と呼ぶことにします。美沙子のザリ子です。

小さな頃って、メダカやザリガニやカブトムシのような小動物を育てていましたよね。わたしの場合は、ザリガニのザリ子でした。ザリ子はちょっとカワイイが少なめであんまりロリータっぽくないけれど、そこはスルーしましょう。

それで、どうしてこんなにザリ子のことを思い出しているのかというと、夏なのでなんとなくノスタルジックな気分になってしまい、ついつい少女時代の思い出がよみがえってきた……ということは一切なく、さっき夜ご飯にザリガニの山盛りを食べたからです。

中国・杭州のイベントの打ち上げに出てきたザリガニの山盛り(写真:著者提供)

今日、中国の杭州でロリータのイベントがあり、わたしも日本から参加しました。イベントで海外遠征するときは、主催者の方に夜ご飯をごちそうになります。大抵はその土地の名物料理や旬のものを頂くのですが、今回はそれが、ザリガニ山盛りだったのです。

女の子なんだし、ザリガニなんて怖くて食べられない、というようなことはありません。猿の脳みそを食べろといわれたらちょっと迷ってしまいますが、ザリガニくらいならトライします。これがぶりっ子だったら、ザリガニを前にして怖がるパフォーマンスでも入るのでしょうが、わたしはロリータであってぶりっ子ではないので、猿の脳みそレベルでない限りはチャレンジします。

ぶりっ子って、人の目線を気にした行動ですよね。自分がどうなのかではなく、異性の前で怖がったり甘えたりして非力な女の子を演じるパフォーマンスですよね。となるとロリータ=ぶりっ子とはいえないのです。

 

だって、ロリータって、死ぬほど男性ウケが悪いのです。モテないファッション一位なのです。モテないと分かっていても張り切って着ているのです。

異性に好かれようと嫌われようと、自分のカワイイを貫くのがロリータ道。己のカワイイ美学を貫くサムライスピリット。それがロリータなのであります。

ですからザリガニの前で男ウケを狙って怯えてみるというようなスピリットのないお芝居をするわけがないのです。お芝居でモテを意識するのであれば、炎天下の中でパニエなんて履いていません。

そんな風にロリータに生きて十数年、今では異国の地でウェディングドレス風のロリータ服でランウェイを歩いていた数時間後には、使い捨て手袋をしてザリガニにかぶりつくような生活をしています。ちなみにザリガニはとても美味しゅうございました。おもてなし頂きまして、どうもありがとう。