世界の不動産を買い占める、大富豪「マルチビリオネア」たちの正体

格差社会、これが最上流階層のリアル
岡村 聡 プロフィール

これが超高級物件の「中身」だ!

私も2016年に、シンガポールからNYに移住する資産数百億円を保有する日本人のお金持ちとこうしたマンハッタンの超高級コンドミニアムを一緒に視察しました。

その時に見て回った物件のひとつが、以下の写真の部屋。これは高級宝飾ブランドであるバカラがマンハッタンで手掛けたバカラ・レジデンスの一室です。

ほかにも、マンハッタンの街並みが見おろせる432パーク・アベニューは、バスルームからこんな絶景が望める仕様でした。

結局、日本人のお金持ちは、自分の資産力ではこうした物件の低層フロアの小さな部屋しか購入できないと肩を落としていましたが、マルチビリオネアたちはこうした物件をスーパーで野菜でも買うように気軽にどんどん買っていく。しかも、彼らはアメリカにかぎらず、世界中を飛び回って、主要都市の不動産を次々に買い占めているのです。

 

実際ロンドンやモナコといった都市では、すでにマンハッタンよりもさらに高額なコンドミニアムが販売されています。

ロンドンでは、マンダリン・オリエンタルホテルと隣接していて、ハイドパークの眺望が楽しめるOne Hyde Parkのペントハウスが、ウクライナ最大の富豪にしてマルチビリオネアのリナ・アクメトフにより1.4億ポンド(約206億円)で購入されています。またモナコでは、Odeon Towerというコンドミニアムの最上部にある3,000㎡の巨大なペントハウスが、成約すればコンドミニアムの1室としては史上最高額となる3億ユーロ(約394億円)で販売されています。