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世界の不動産を買い占める、大富豪「マルチビリオネア」たちの正体

格差社会、これが最上流階層のリアル

「ウルトラ・ハイ」な資産を持つ超富裕層

私は東京とシンガポールでファミリーオフィスと呼ばれる、富裕層の資産運用などお金周りや、子弟の教育、海外移住などが様々なトピックについてアドバイスをするビジネスを運営しています。

この仕事を通じて、グローバルの超富裕層のライフスタイルについて日々見聞しているなか、最近とくに目につくのが100億円以上の超高額不動産を買い漁るマルチビリオネアたちの姿です。

今回は、そんなマルチビリオネアたちがNYやLA、ロンドン、モナコ、香港といった都市で不動産を買い漁っているという、ほとんどの日本人が知らないであろう仰天の実態について紹介したいと思います。

 

そもそも、マルチビリオネアとは、英語圏でここ10年程の間に急速に使われるようになった用語です。

背景には、リーマンショック後に主要国がこぞって金融緩和を行ったことで、リスク資産に流れ込む資金が急拡大したことがあります。

足元でも連日米国では主要株式指数が最高値を更新しているように、グローバルで富裕層の数と1人あたりの資産額が急増。そのため、以前であれば富裕層を意味した「ミリオネア(100万ドル長者)」があまりに増えすぎて、今や香港・シンガポールなどグローバル金融都市では見向きもされず、プライベートバンキングの口座を作ることも叶わないほどになっているのです。

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私自身、お客様の資産運用についてスイス系やシンガポールのローカルプライベートバンキングと日常的にやり取りをしていますが、どの銀行とも数億円しか預かり資産がない顧客はうまく低いカテゴリに誘導するのが正直なところです。

英語圏では、Ultra High Net Worthと呼ばれる投資可能な金融資産を3,000万ドル(約34億円)以上保有する超富裕層へのサービスを強化しています。