8月21日 フランスの数学者コーシーが生まれる(1789年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1789年のこの日、複素関数論の創始者として知られる数学者オーギュスタン=ルイ・コーシー(Augustin Louis Cauchy, 1789-1857)が、フランス・パリに生まれました。

【写真】オーギュスタン=ルイ・コーシー
  オーギュスタン=ルイ・コーシー(Augustin Louis Cauchy, 1789-1857) photo by gettyimages

幼少時に起こったフランス革命のため、パリ郊外で育ちました。同じ村に住んでいた数学者ラプラス(Pierre-Simon Laplace, 1749-1827)と父親が知り合いになり、幼いコーシーの非凡な才能にラプラスが気付いたと言います。

コーシーは土木工学校を卒業し、技師としてナポレオン政権下でシェルブールに港を作る仕事に就いていましたが、正多面体は面の数が4、6、8、12、20の5種類のみに限られることを証明した論文で、数学者ルジャンドル(Adrien-Marie Legendre、1752-1833)から高い評価を受け、数学の研究に専念するようになりました。

シェルブールの港
  シェルブールの港 photo by gettyimages

級数の収束や群論などの概念を明確にし、複素積分の最も重要な定理のひとつであるコーシーの積分定理を示すなど、解析学を大きく発展させました。

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