8月20日 惑星探査機ボイジャー2号打ち上げ(1977年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

アメリカ航空宇宙局NASAは、この日高解像度のテレビカメラ2台を搭載した無人惑星探査機「ボイジャー2号」の打ち上げに成功しました。

当初、1号も同日に打ち上げられる予定でしたが、1号はシステム不良のため16日間延期されました。それぞれ、マリナー11号、12号として計画され、太陽系の外惑星および太陽系外の探査計画であるボイジャー計画により、打ち上げられました。両機とも、重量721.9kg、出力420Wとのことです。

【写真】ボイジャー2号
  ボイジャー2号 photo by gettyimages

ボイジャーは長時間の宇宙探査を実現するために、原子力電池を内蔵しており、2号は木星・土星・天王星・海王星という4つの惑星に接近して画像を撮影しました。その際に、スイングバイという航法をとり、より遠くへ飛行することが可能となりました。

スイングバイとは、天体の万有引力と公転運動を利用して、宇宙探査期などの運動方向と速度を変える方法で、そのために燃料を消費することなく行えることから、重要な航行技術とされています。ボイジャー2号は、木星と土星を使ってスイングバイを行い、その都度、増速して落ちた速度を補いながら太陽系外へ脱出していきました。

【図】ボイジャーの航路
  ボイジャーの航路。図の左上に抜けるのが1号の、右に抜けるのが2号の航路 figure by gettyimages

現在までのところ、複数の惑星に到達した唯一の探査機といことで、地球外生命体に向けてバッハやモーツアルトなどの楽曲のほか、日本の尺八演奏なども刻まれた銅板のレコードも搭載されているのは有名です。電池容量の関係から徐々に不要な観測装置の電源を切りつつも、現在も太陽系の彼方を飛行中です。