田原総一朗が飛び込んだ「高齢者専用風俗店」の世界

高齢者の性を巡る旅③
田原 総一朗 プロフィール

リピーターが多い

――なるほど。ところで、「こころあわせ」は、月に、お客さんをどれくらい取っているのですか。

「東京ですと、平均すれば、月に6~70本じゃないですか」

――ということは、1日に2~3本ですか。それで商売として成り立つのですか。

「いや、全然。実は『こころあわせ』自体は商売としてはもうからない。だけど、辞めようにも、スタッフの女性たちもいるし、働いてくれている子が、東京だけで70人ぐらいいますからね。もちろん常連のお客さまのためでもありますが、彼女たちのためにも、続けていきたいとは思っています」

――デリヘルの経営というのは大変なのですね。ところで契約している女性は、月に何日ぐらい仕事があるのですか。

「多い子でしたら、月に20本行く子もいますが、週に1回という子もいます。じつは、『こころあわせ』のお客様は、リピーターが多いのです。一般の風俗店は、リピートするお客様は数%くらいですが、うちは7割くらいの方がリピートしてくださいます。お店に対するリピートも多いのですが、女の子に対するリピートも多いのですよ。何度も繰り返し、ね」

――なるほど。本番をやらないからリピートが多いわけだ。そこで、「こころあわせ」を利用しているお客さんはだいたい何人くらいいるのですか。

「身分証明を出してもらっていないので、はっきりした数というのはわかりませんが、東京だけで、300から400人ぐらいはいらっしゃると思いますよ」

――「こころあわせ」は、1回の値段はどのくらいなのですか。

「一般のお店ですと、安いお店は30分で4000円くらいですが、うちは60分1万5000円なんです。高いんですよ。しかも、一般の風俗店は、お客様が、自分の都合のいい時にホテルに入って申し込めば、女の子を派遣してくれるのですが、うちは、前日までに予約してくださいとか、いろいろ規制があるのです。これも、女の子を守るためなんですが」

――それでもお客さんが来てくれて、しかもリピーターが非常に多い。なぜなのですかね。

「一つには、メディアで取り上げてくれているので安全というか、安心できる、と思ってくださるお客様が多いのではないですか。特にデリヘルは初めて、というお客様や、あまりデリヘルを使わず、慣れていないお客様などは、不安感が強いでしょうから、メディアで取り上げているのでわかりやすいし安心できるということがあるのでしょう。

そして、値段が高いので、お客様の質がよくて、女の子が気持ちよく仕事ができて、辞めないのです。しかも、前日までに予約が入るので、女の子たちも時間が取りやすい。他にお勤めをしている子がけっこういますからね」

――それで、お客さんと女性の会う場所は、どうやって決めるのですか。

「一般的には、事前にお客様がホテルに入られて、そのホテルには女性を派遣するのです。もちろん駅で待ち合わせ、というケースもあります」

――ホテルは、お客さんが取るのですか。

「取るのはお客様で、ホテル代もお客様持ちです」

――ホテル代はいくらぐらいですか。

「昼間だと、だいたい4000円くらい、夜だと、7~8000円という感じです」

――そして、仕事の時間というか、お客さんが女性を拘束する時間というのはどのくらいですか。

「60分、90分、そして30分ずつ長くなるのですが、90分というのが一番多いですね。90分で2万2000円です」

――90分で、ホテル代を入れて2万6000円ですね。一般のサラリーマンにとっては、けっこうな値段ですね。

「だからこそ、お客様の質がよいのですよ。女の子も安心できます」