元側近らが次々に明かす、ソフトバンク孫正義「知られざる金銭哲学」

日本一のお金持ちの、超意外な金銭感覚
マネー現代編集部 プロフィール

ランニングマシンで走りながら会議をしていた

好物は肉と中華料理。中でも好んでいたのが、中華丼と麻婆丼だったという。

三木氏が続ける。

「超高級中華料理店に行っても中華丼を注文するから、周囲が『社長、ここに中華丼はありませんから』とたしなめていました。そんな食生活なので、周囲が心配して、社長専属のシェフをつけようと計画したこともありました。

ただ、孫さん自身は健康には人一倍気を使っているのもまた事実です。3ヵ月に一度は歯医者に行って歯の健康状態をチェックしていたのは、米国などでは歯並びと白い歯がその人の健康のバロメーターという考え方があるからです。サプリメントでバランスよくビタミンを摂取していたし、好んで飲んでいたのもフランス製のミネラルウォーター・ペリエでした」

 

ちょっと異様な光景かもしれないが、会議室にランニングマシンを置いて、会議をしながら走っていたこともあったという。

「会議が終わると孫さんが汗臭くなるので、秘書が清涼スプレーを振りかけていたりして。中華丼を好んで食べていたのも、野菜をちゃんととらなければいけないから野菜たっぷりの中華丼、という発想だったんでしょう」(前出・三木氏)

ちなみにたばこは吸わないし、酒は下戸だからほとんど口にしないという。

「だから、クラブなどで豪遊することもありません」(ソフトバンク元幹部)

孫氏がソフトバンクグループの前身となる日本ソフトバンクを設立したのは81年。以来、会社は快進撃を続け、孫氏は「住んでいるのは飛行機の中」と言うほどに多忙な生活を送ってきた。

「普通の社長」であれば多忙になるほど、散財をしてストレスを発散したり、グルメの時間を楽しんだりするが、孫氏の場合はそういったことにはまったく興味がないわけだ。

しかし、「住」については、「衣食」とは打って変わって、孫氏の桁外れな金銭感覚が垣間見える。

たとえば自宅は、土地代を含めた建設費が60億円といわれるほどの大豪邸である。