Photo by iStock
# インフルエンサー # SNS

発表!日本を変えるインフルエンサー20人~若者の「教祖」たち

彼らがどう動くかで、日本が変わる

大企業が熱視線

「今、目指しているのは自分にしか発信できないものを広められる存在になること。早く、職業『けみお』と言えるようになりたいんです!」

そう嬉々とした声で話すのは、けみおさん(22歳)。10代を中心に圧倒的な人気を誇るYouTuberだ。

女子中高生向けのマーケティング支援を行う株式会社AMFが発表した「JC・JK流行語大賞」(JCは女子中学生、JKは女子高生の意味)では、「ヒト部門」で彼は5位、「コトバ部門」では、「あげみざわ」(気分の高まりを指す)など彼の造語が三つもランクインした。

「有名になったきっかけは、友達に見てもらうために撮った『あるあるネタ』なんです。女子高生がやりがちな仕草をマネした動画をたくさんSNSに投稿していたら、いろんな人が共感して一気に拡散されました。

それから、テレビとかイベントとか、さまざまなお仕事をいただくようになりましたね」(けみおさん)

現在、語学留学のためアメリカに住んでいる彼は、現地での生活の様子を動画で定期的に配信。たわいもない内容だが、アップするやいなや数時間で何十万と再生される。

 

YouTuberの収入事情は公開されていないが、生計を立てるには十分といえる数字だろう。彼らの中には、動画の広告収益だけで億単位の収入を稼ぐ者もいる。

若者のブームを作る力は、強力だ。何か一つ流行が生まれれば、実体経済に即座に影響を及ぼす商品が生まれることもある。

そこに商機を見出して、売れっ子のYouTuberに殺到する大企業は数多い。彼らに対して無知でいることは、若者の市場を捨てているといっても過言ではない。

若者文化に詳しいコラムニストのりょかち氏(25歳)に聞いてみた。

「10代にとって憧れの存在になる条件は、美男美女ではないんです。親しみやすく、『自分でもなれるかも、できるかも』と思わせること。コンテンツに『再現性』がないと人気が出ません。これがインフルエンサーになりうるポイント。

それに、発信力も非常に大事です。編集力、構成力、SNSを駆使する能力……。プロデューサーとしての手腕が問われることは間違いありません。

米津玄師さん(27歳)は、ニコニコ動画に楽曲を投稿して人気になったミュージシャン。もちろん、楽曲の良さはありますが、誰でも投稿できるプラットフォームがあったからこそ世に出てきたと思います。その意味では、SNS時代を象徴するミュージシャンですね」

最近では、3DCGで作られたキャラクターに声優の声をあてたバーチャルYouTuberというものもある。その代表格が、美少女キャラのキズナアイだ。10~30代の男性に大人気で、作品をアップしただけで千万単位のカネが動くという。

「既存のコンテンツとコラボして自分を表現するのが今の時流。動画投稿アプリ『MixChannel』で数多くのフォロワー数(約55万人)を持つまこみな(20歳)も、既存の曲に合わせたダンス動画を投稿して女子の間で流行りました。

『ピスケ&うさぎ』というLINEスタンプの作者で知られるカナヘイさん(32歳)のイラストは、Zoffやデイリーヤマザキなど様々な企業とのコラボで使われています」(情報誌ライター)