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「チアダンス」が小学生女子の間で大ブームになっている3つの理由

「踊れる人って、カッコいい」

小学校では踊れる人が「モテる」

人気海外ドラマ『グリー』をはじめ、アメリカの学園ドラマを見ていると、必ずといっていいほど登場するキャラクターがいる。才色兼備で、スクールカーストの最上位に君臨する「チアリーダー」だ。

 

非現実的な演出がやや気になるものの、どんなシーンでも、彼女たちは自信に満ち溢れ、仲間を引き連れて会話をリードし、笑顔と色気を振りまく、アイコン的な存在となっている。

実は日本の小学校でも、少々景色は違うものの、似たことが起きつつある。
東京都品川区の公立小学校に通う4年生の女の子は、「クラスの女子の半分がチアダンスやチアリーディングを習っている。チアって今、大ブーム!」と話す。

彼女いわく、クラスに20人いる女子のうち10人が習い事としてチア教室に通っており、休み時間になると小さなチアリーダーたちが、新しく覚えた振り(ダンス)を廊下で披露し合うのが日常らしい。現在放送中のドラマ『チア☆ダン』さながらの光景が、普通の学校でも起きているのだ。

土屋太鳳主演のドラマ『チア☆ダン』(c)TBS

その小学校では生徒たちの熱望によりチアダンスクラブができたそうだが、教えられる先生がいないため定期的に外部講師に来てもらっている。

普段の練習ではチアを習っている子たちが自然とリーダーシップを発揮することになり、「踊れる人ってカッコいい」というブランディングは高まっていく。いまや、小学校におけるモテ人材は「踊れる人」なのだ。

私は、平日はフリーランスでライター業をし、土日に3つのチアダンスチームのコーチをしている。教え子は、4歳から小学生をボリュームゾーンとして、中高生数人を含む総勢約100人。チア人気が年々高まっているのを肌で感じる。

実際、チアの育成団体「ユナイテッド スピリット アソシエーション ジャパン(USAジャパン)」が主催する大会は、現在、全国11の地域で地区予選が行われている。

東京大会にいたってはエントリーチーム数の多さから3日に分けて開催。ある大会では、エントリー開始10分で応募数が上限に達し、締め切られるという。こんなことは10年前にはなかった。

なぜ、いまチアダンスが人気なのか。長年、子どもたちを指導してきて、彼女たちの成長を見ていると、その理由が分かる気がする。チアは「社会を勝ち抜くために必要なスキル」が学べるのだ。そのスキルを3つの要素に分けてひも解いていきたい。

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