8月11日 潜水艇「しんかい6500」潜水記録達成(1989年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1989年のこの日、海洋科学技術センター(現・海洋研究開発機構)の有人深海潜水調査船「しんかい6500」が、試運転で最大潜航深度6527メートルを記録しました。

潜水艇の大きさは、全長9.7メートル、幅2.8メートル、高さ4.1メートル、空中重量26.7トン。直径2メートルの耐圧殻内に、研究者1名とパイロット2名が乗船し、直径12センチののぞき窓から船外を観察することができます。

海面から深度6500メートルまでの所要時間は約2.5時間。1991年には、三陸沖の日本海溝でプレートの裂け目を発見するなど、数々の成果をあげており、いまなお現役で活躍しています。

先に就役していた「しんかい2000」が2002年に運用休止した後は、日本で唯一の有人潜水調査船として活躍しています。

今日は「山の日」ですが、海の深いお話しでした。

【写真】しんかい6500支援艦「よこすか」内に格納された「しんかい6500」 photo by gettyimages

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身近にありながら、海面の下を見通すことができないために、深海は永く未知の世界であった。しかし、調査船などの進歩もあり、いま、深海は少しずつその真の姿を私たちの前に現している。深海大国・日本。ようやくわかりはじめてきた、その豊かで変化に富んだ海の姿を紹介する。