8月 8日 日本初の心臓移植手術(1968年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、札幌医科大学病院で、和田寿郎(じゅろう、1922-2011)を中心とするチームによる日本初の心臓移植手術が行われました。

前年の1967年にバーナード(Christiaan Neethling Barnard, 1922-2001)が行った世界初の心臓移植から8ヵ月後、世界で30例目の移植手術でした。

移植を受けた18歳の少年は、一時は自分の足で歩くことができるまでに回復しましたが、手術から83日後の10月29日に死亡。のちに和田は刑事告発も受けました(不起訴処分)。

これをきっかけに、手術の是非や、臓器提供者(ドナー)の死の判定などが、長く議論されました。

日本で2例目の心臓移植手術が実施されたのは、1997年10月に「臓器の移植に関する法律」(臓器移植法)の施行を経て、1999年2月のことでした。和田による国内初の手術から、実に31年後のことでした。

【写真】C.バーナードと和田寿郎C.バーナードと和田寿郎 photo by gettyimages